ヴィッキー・クリープスが夫と“心の声”で会話する場面も 『彼女のいない部屋』予告編公開

『彼女のいない部屋』予告編公開

 8月26日公開の映画『彼女のいない部屋』の予告編が公開された。

 本作は、俳優であり『さすらいの女神たち』など数々の監督作でも知られるマチュー・アマルリックの最新作。アマルリックが監督・脚本を手がけ、主人公クラリス役には、カンヌ国際映画祭ある視点部門最優秀演技賞にも輝いた経歴を持ち、ポール・トーマス・アンダーソン監督『ファントム・スレッド』やM・ナイト・シャマラン監督『オールド』、ミア・ハンセン=ラヴ監督『ベルイマン島にて』で知られるヴィッキー・クリープスが抜擢された。

映画『彼女のいない部屋』予告編

 公開された予告編では、ひとり遠くへ車を走らせる主人公クラリス、彼女の夫や娘、息子の姿、ピアノを弾く娘、雪山を歩く様子、そして彼女と夫が目を閉じて“心の声”でやりとりをしているような場面など、時系列が定かではない場面が連なって映されている。予告で流れる音楽は、ベートーヴェン「エリーゼのために」に始まり、ピアノが奏でるフランス・バロックのラモー作曲「ガヴォット」、ブライアン・ジョーンズタウン・マサカーの「OPEN HEARTSURGERY」。音楽にもこだわりを見せるアマルリック監督は、本編では J・J・ケイルの「チェリー」やマルタ・アルゲリッチのピアノも使用したと語る。予告編最後には、監督の「彼女に何が起きたのか、映画を見る前の方々には明らかにしないでください」というメッセージが添えられている。

■公開情報
『彼女のいない部屋』
8月26日(金)より、Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開
監督・脚本:マチュー・アマルリック
出演:ヴィッキー・クリープス、アリエ・ワルトアルテ
配給:ムヴィオラ
2021年/フランス/97分/DCP/カラー/日本語字幕:横井和子/原題:Serre Moi Fort/英題:Hold Me Tight
(c)2021 – LES FILMS DU POISSON – GAUMONT – ARTE FRANCE CINEMA – LUPA FILM

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