『還魂』イ・ジェウクとチョン・ソミンが師弟関係に “還魂術”によって魂が入れ替わる

『還魂』ジェウクとソミンが師弟関係に

 一方、冒頭で決戦していたのは天下の影の刺客であるナクス(コ・ユンジョン)と松林(ソンニム)の総帥パク・ジン(ユ・ジュンサン)。深傷を負ったナクスは、生きるために酒場にいた女性の体に魂を乗り換えようとするが、なぜか盲目のムドク(チョン・ソミン)の体に入っていた。 

 チャン家のウクは、“還魂術”を編み出した父親のガンに、生まれてすぐ気門を閉じられ、術も使えず軟弱で縛られた運命に苦しめられていた。ナクスはムドクの体に入ったものの、以前のような力はなく全く戦えない状態。そこで偶然に出会ったウクとナクス(ムドク)は、お互いの目的である“剣を抜く”ために、表向きは若様と待女、裏では師弟関係が始まった。

 早くも多くの疑問を残した第1話と第2話。まず、なぜ意図していなかったはずのムドクにナクスの魂が移ってしまったのか。しかも本来なら心臓の上にできるはずの青い痕が、ムドクには眼中にあった。盲目のムドクの目が見えるようになったのも不可解である。本当は目が見えていて、隠さなければならない理由があったのだろうか。いずれにせよナスクとムドクには何かしらの繋がりがありそうだ。また失踪しているガンについて、王のソンと魂を入れ替えた結末は描かれてはいなかった。「この子の運命を変えるのです」と言ってウクの気門を塞いだガンの行為は、ソンの子だと嫌悪するため、またはウクに襲いかかろうとする運命から守るためのどちらにも取れる。

 その他に、ナクスと四代術士の因縁、天附官の副官主チン・ム(チョ・ジェユン)の陰謀、三角関係に発展しそうなユル、ムドク(ナクス)、ウクの関係にも目が離せなさそうである。第2話にして、すでに勢いのあるストーリーと散りばめられた伏線に今後の展開が楽しみでならない。

■配信情報
『還魂』
Netflixにて独占配信中
(写真はtvN公式サイトより)

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