『ナンバMG5』大丸が魅せたギャップに心を奪われる 剛は青春を味わうも二重生活は崩壊へ

『ナンバMG5』大丸のギャップに魅せられる

 一方の剛は修学旅行を思いっきり楽しんでいた。男女で怪談話をしたり、恋の話に花咲かせたり……これぞ青春! 極め付けには、先生の見回りに見つからないようにと真っ暗な部屋の中で藤田と共に布団に潜り、身を隠す展開も。この時の、2人の距離が心臓の音が聞こえてしまうのではないかというくらいに近い。ただでさえドキドキするシチュエーションなのに、容赦無く「誰にも言わないから教えて?」と剛の好きな子を探ろうとするのは、安定の藤田だ。この質問に剛は「藤田さんだよ……」と言おうとするのだが、この時のカメラアングルが非常にずるい。まるで自分が藤田になったような目線で、剛演じる間宮祥太朗から肩に手を置かれたような気分を味わえるカットだった。

『ナンバMG5』8話

 そんな剛は、広島の病院でコソコソと話す大丸と伍代の話に聞き耳を立てて、状況を知る。そして、二人には内緒で安藤のところへと乗り込んだ。そして、安藤の手下をどんどんと倒していくのだが、そんな剛を見ながら「わりぃ、難破。楽しみにしていた修学旅行なのによぉ」と悔しそうな表情を浮かべる大丸。涙を浮かべ、唇をかみしめて膝を抱える森本慎太郎の表情は、視聴者の胸を締め付けた。

 恋に友情に見どころ満載の8話だったが、物語のクライマックスには猛(満島真之介)が白百合高校に来校。さらに9話の予告では、家族に対して本音をぶちまける剛の姿も。クライマックスへと向かう『ナンバMG5』がまだまだ見逃せない。

■放送情報
『ナンバMG5』
フジテレビ系にて、毎週水曜22:00~22:54放送
出演:間宮祥太朗、神尾楓珠、森川葵、森本慎太郎(SixTONES)、富田望生、原菜乃華、加藤諒、米本学仁、満島真之介、鈴木紗理奈、宇梶剛士、葵揚ほか
原作:『ナンバMG5』『ナンバデッドエンド』小沢としお(秋田書店『少年チャンピオン・コミックス』刊)
脚本:金沢達也
演出:本広克行
プロデュース:栗原彩乃
編成企画:上原寿一
制作・著作:フジテレビ第一制作部
(c)フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/nanbaMG5/
公式Twitter:@nanbaMG5_
公式Instagram:@nanbamg5_

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