ジュリアン・ムーア×アリシア・ヴィキャンデル 伝説のフェミニスト描く『グロリアス』公開へ

『グロリアス 世界を動かした女たち』公開へ

 ジュリアン・ムーアとアリシア・ヴィキャンデルがW主演を務めた映画『The Glorias(原題)』が、『グロリアス 世界を動かした女たち』の邦題で5月13日より全国公開されることが決定した。

 本作は、女性解放運動のパイオニアとして活躍した“伝説のフェミニスト”グロリア・スタイネムと活動家の仲間たちとの物語。『リリーのすべて』で第88回アカデミー賞助演女優賞を受賞したヴィキャンデルが若き日のグロリアを演じ、『アリスのままで』で第87回アカデミー賞主演女優賞を受賞したムーアが40代以降のバトンを受け継ぐ。

 監督を務めたのは、『フリーダ』『アクロス・ザ・ユニバース』のジュリー・テイモア。さらに、活動家の盟友役で『アンテベラム』のジャネール・モネイ、『フォー・ザ・ボーイズ』のベット・ミドラーらが共演に名を連ねた。

 大学生でインドに留学をしたグロリアは、男性から虐げられている女性たちの悲惨な経験を聞き、帰国後はジャーナリストとして働き始める。だが、社会的なテーマを希望しても、女だからとファッションや恋愛のコラムしか任されない。そこでグロリアは高級クラブの「プレイボーイ・クラブ」に自らバニーガールとして潜入。その内幕を記事にして暴き、女性を商品として売り物にする実態を告発する。さらにはテレビの対談番組に出演するなど、徐々に女性解放運動の活動家として知られ始める。40代を迎えた頃、グロリアは仲間たちとともに女性主体の雑誌『Ms.』を創刊。その表題は、未婚女性を表す「Miss」や既婚女性の「Mrs.」とは別に、どんな女性にも使える新しい敬称「Ms.」として、全米各地の女性に受け入れられていく。

 あわせて公開されたメインビジュアルには、ムーア演じるスタイネムが、女性解放運動のリーダーとして、デモ行進を率いる様子が切り取られている。

■公開情報
『グロリアス 世界を動かした女たち』
5月13日(金)より、kino cinema横浜みなとみらい、立川高島屋S.C.館、天神ほかにて全国順次公開
監督・脚本:ジュリー・テイモア
出演:ジュリアン・ムーア、アリシア・ヴィキャンデル、ティモシー・ハットン、ジャネール・モネイ、ベット・ミドラー
提供:木下グループ
配給:キノシネマ 
2020年/アメリカ/英語/147分/カラー/ビスタ/5.1ch/G
(c)2020 The Glorias, LLC
公式サイト:https://movie.kinocinema.jp/works/theglorias

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