配役の仕事に迫るドキュメンタリー　『キャスティング・ディレクター』4月公開

　ドキュメンタリー映画『キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性』が、4月2日よりシアター・イメージフォーラムほかにて公開されることが決定した。

　映画業界で最も重要な仕事の一つでありながら、日の目を見る機会の少ない仕事、キャスティング。本作は、その概念を一新させ、ハリウッドで長年活躍したキャスティングの先駆者マリオン・ドハティを中心に、キャスティングという仕事に迫るドキュメンタリー。絶妙なセンスと直感的な先見の明を頼りに、白人男性至上主義の根強いスタジオシステム方式から、多様なアンサンブルキャストへ移行する道筋をつけ、革新的なアメリカン・ニューシネマの到来を告げたドハティの実話が描かれる。

　アメリカでは2013年に公開された本作は、キャスティングへの再評価と、現在アカデミー賞が取り組む変革にも重要な役割を果たしたと評価されている。2019年に英国アカデミー賞（BAFTA）がキャスティング部門を新設したことも話題となっており、今回が日本初公開となる。

　あわせて、場面写真10点も公開された。

■公開情報
『キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性』
4月2日（土）より、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
監督：トム・ドナヒュー
出演：マリオン・ドハティ、マーティン・スコセッシ、ロバート・デ・ニーロ、ウディ・アレン、クリント・イーストウッド、ロバート・レッドフォード、ダスティン・ホフマン、アル・パチーノ、メル・ギブソン、ジョン・トラボルタ、グレン・クローズ
製作：トム・ドナヒュー、ケイト・レイシー、イラン・アルボレダ、ジョアナ・コルベア
配給：テレビマンユニオン
配給協力・宣伝：プレイタイム
2012年／アメリカ／89分／カラー／DCP
(c)Casting By 2012
公式サイト：http://casting-director.jp/
公式Twitter：@castingby_jp