『気象庁の人々』で描かれる“社内恋愛あるある” 距離を置いた2カップルの行く末は

『気象庁の人々』が描く“社内恋愛あるある”

 Netflixにて配信されている『気象庁の人々:社内恋愛は予測不可能?!』(以下、『気象庁の人々』)は、韓国で初めて気象庁を題材にしたドラマであり、仕事に奮闘する登場人物と彼らのロマンスが軸として描かれている。

 『気象庁の人々』では、ハギョン(パク・ミニョン)、ギジュン(ユン・バク)、シウ(ソン・ガン)、ユジン(ユラ)という、2組のカップルが男女の組み合わせを変えて社内恋愛をしている。そこから世間の狭さを感じ、公私混同してしまったり、恋人との関係に悩んだりする点がリアルに描かれている。その姿に思わず感情移入して共感している人が多いのではないだろうか。時にはギジュンが元恋人のハギョンを心配したり、ユジンを巡ってギジュンとシウが喧嘩をしたりなどと、複雑な人間関係だからこそ、何が起こるか分からない面白さがある。

 ギジュンとの破局が社内で噂になり、ハギョンは周囲の目を気にして社内恋愛をしないと決めたが、首都圏庁から赴任してきたシウと互いに惹かれ合い、職場では関係を隠すという条件のもと、交際してきた。しかし、シウが出張先の済州島で怪我してしまい、シウの父親が気象庁に押しかけてきて、ハギョンとシウの関係を皆の前で2人の関係を問い詰める。

 お仕事もの×ロマンスを描く数あるドラマで描かれてきた社内恋愛の良いところは、恋人同士が一緒にいる時間が長いのが大きいだろう。ハギョンやシウのように同棲していれば、通勤も2人でいることができるし、職場でもアイコンタクトを取ったり、休憩をしながら一緒に過ごすことができる。仕事中に疲れている時や落ち込んだ時に好きな人の顔を見れば、元気が出るだろう。

 ユジンの場合は気象庁に出入りしているため、ギジュンとずっと一緒にいることはできないが、家にいる時と違って、職場で見かけるギジュンが真摯に仕事を取り組んでいる姿はカッコよく、主席報道官と優秀なので自慢したいと思っているかもしれない。

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