BTSライブビューイング、イベント興行の歴代記録を更新 北米で『ザ・バットマン』と対決
北米などの配給を担当したTrafalgar Releasingのマーク・アレンビーCEOは、イベント上映の歴代記録更新を受け、「ARMYの献身的支持、そして世界規模で劇場に人が戻っていることの証明となった」と喜びの声明を発表。また、BTSの所属事務所・HYBEの映像部門などを統括するDJ Kim氏は「パンデミックゆえにコンサート会場に行くことが難しくなった今、ファンが集まって一緒にコンサートを楽しめる機会を作りたかった。新しい形でコンサートを楽しめる体験を提案できたことを光栄に思います」とコメントした。
なお、ディズニー&ピクサーは『私ときどきレッサーパンダ』を本来ならば3月11日に劇場公開する予定だったが、コロナ禍の情勢を鑑みてディズニープラスでの配信に切り替えた。予定通り公開されていれば北米週末興収は2000万~3000万ドルだったとも伝えられており、映画興行の“無風”状態がやや緩和されていた可能性もある。劇場公開を断念した本年1月の時点では現状を予測できなかったとはいえ、これはあまりにもったいない事態だろう。
そんな中、まもなく『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は北米興収8億ドルを突破する。話題の新規作品がないためもあろうが、この週末は『アンチャーテッド』『Dog(原題)』『ナイル殺人事件』『SING/シング:ネクストステージ』の4作品も低い下落率にとどまった。ちなみに『SING/シング:ネクストステージ』には、挿入歌としてBTSの楽曲「Not Today」が使用されている。
北米映画興行ランキング(3月11日〜3月13日)
1.『THE BATMAN-ザ・バットマン-』
6600万ドル/4417館/累計2億3852万ドル/2週/ワーナー
2.『アンチャーテッド』
925万ドル/3725館/累計1億1335万ドル/4週/ソニー
3.『Dog(原題)』
534万ドル/3407館/累計4780万ドル/4週/UAR
4.『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
407万ドル/2702館/累計7億9228万ドル/13週/ソニー
5.『ナイル殺人事件』
250万ドル/2450館/累計4078万ドル/5週/20世紀スタジオ
6.『SING/シング:ネクストステージ』
158万ドル/1998館/累計1億5582万ドル/12週/ユニバーサル
7.『Jackass Forever(原題)』
110万ドル/1981館/累計5628万ドル/6週/パラマウント
8.『Scream(原題)』
44万ドル/664館/累計8090万ドル/9週/パラマウント
9.『シラノ』
39万ドル/694館/累計332万ドル/3週/UAR
9.『マリー・ミー』
34万ドル/873館/累計2202万ドル/5週/ユニバーサル・ピクチャーズ
(※Box Office Mojo調べ。データは3月14日未明時点の速報値であり、最終確定の数値とはやや誤差が生じる可能性があります)
参照記事
https://www.boxofficemojo.com/weekend/2022W10/
‘The Batman’ Climbs To $238M+ US Today After Super Second Weekend Hold; Eyes Half Billion WW This Week – Sunday Update
‘BTS Permission To Dance’ Concert Event, With $35 Tickets, Will Make Big Noise On Quiet Weekend For New Releases – Specialty Preview
‘BTS Permission To Dance – Seoul’ Cinema Event In Top 3 In North America This Weekend, Sets Global Record – Specialty Box Office
Box Office: ‘Batman’ Enjoys $66M Weekend, Blows Past $238M in U.S.
■公開情報
『THE BATMAN-ザ・バットマン-』
3月11日(金)劇場公開
監督:マット・リーヴス
脚本:マット・リーヴス、マットソン・トムリン
出演:ロバート・パティンソン、コリン・ファレル、ポール・ダノ、ゾーイ・クラヴィッツ、ジョン・タトゥーロ、アンディ・サーキス、ジェフリー・ライトほか
配給:ワーナー・ブラザース
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公式サイト:thebatman-movie.jp