マリオン・コティヤールが泳ぎながら歌う『アネット』本編映像 本人のコメントも到着

M・コティアールが歌う『アネット』映像

 4月1日よりユーロスペースほかにて全国ロードショーされる『アネット』の本編映像が公開された。

 本作は、製作プロデューサーも務めた『マリッジ・ストーリー』のアダム・ドライバーと『サンドラの週末』のマリオン・コティヤールを主演に迎え、『汚れた血』『ポンヌフの恋人』のレオス・カラックスが初めて全編英語でミュージカルに挑んだダーク・ファンタジー・ロックオペラ。

 スパークスがストーリー仕立てのスタジオアルバム『アネット』として構築していた物語が、カラックスとの出会いによって映画へと発展、劇中全編を歌で語り、全ての歌をライブ録音するという両者のこだわりと、そこにカラックスならではの映像美が相まった一作となった。また、カラックスが「父親になってからの映画」とその特別な想いを語る本作には、カラックス自身の人生が色濃く反映されているという。

 攻撃的なユーモアセンスが人気のスタンダップコメディアン・ヘンリー(アダム・ドライバー)と国際的な美貌のオペラ歌手・アン(マリオン・コティヤール)の2人が惹かれあい、愛する子供“アネット”が生まれる。世間からも祝福され、仲睦まじく暮らしていた 2 人。しかし、そんな幸せな時間は束の間、彼らの世界の全てが、少しずつ“闇”へと近づいていくーー。

映画『アネット』本編映像

 公開された本編映像は「ヘンリー、あなたが心配よ」と、熱烈な恋愛劇の末結ばれたスタンダップコメディアンの夫ヘンリーの様子が少しおかしいことに気づき始めた人気オペラ歌手アンを捉えるところから始まる。その後、憂いを振り払うかのように自身の小女時代を懐かしみ、自宅のプールで背泳ぎしながら、美しいソプラノを歌い出す。この背泳ぎでの歌唱シーンは口パクではなく“生歌”であったことをコティヤールは明かす。「伝統的なミュージカルでは大抵の場合、撮影前に歌を録音して、現場では口パクで歌います」「ありえない体勢で歌わなければならなくて、それは歌唱方法にも影響がでるような難しい姿勢でした。でもその影響もレオスの望む効果の一つなんです」と振り返った。

■公開情報
『アネット』
4月1日(金)ユーロスペースほか全国ロードショー
監督:レオス・カラックス
原案・音楽:スパークス
歌詞:ロン・メイル、ラッセル・メイル&LC
出演:アダム・ドライバー、マリオン・コティヤールほか
配給:ユーロスペース
上映時間:140分
(c)2020 CG Cinema International/Theo Films/ Tribus P Films International/ARTE France Cinema/UGC Images/DETAiLFILM / Eurospace/Scope Pictures/Wrong men/Rtbf (Televisions belge) /Piano
公式サイト:annette-film.com

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