『カムカムエヴリバディ』安子はこの先を誰と歩んでいく? きぬが察した本音

『カムカム』安子はこの先を誰と歩む?

 安子(上白石萌音)は勇(村上虹郎)に思いを伝えられたものの、すぐには返事ができずにいた。NHK 連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』が第8週初日を迎え、安子は自分の思いや決心を言葉にする。

 安子は勇とのことについて、親友・きぬ(小野花梨)に相談する。きぬは「勇ちゃんのこたあ、好きじゃろう」「じゃったら何が問題なん?」と問うが、安子はここでもすぐに答えを出せなかった。そんな2人の前にロバート(村雨辰剛)が現れる。ロバートと安子のやりとりを見て、きぬは「なるほど」と発した。

 安子が勇やロバートのことをどう思っているのかは、結局のところ、安子にしか分からない。しかし、安子は勇の前や勇について考える時、その表情は硬く、時には曇って見える。一方、ロバートと話す安子は、安子らしい明るく朗らかな笑顔を見せる。安子は決して勇を嫌っているわけではないし、稔(松村北斗)に対して抱いた感情とは違えど、「好き」なのは確かだろう。だが、いつも安子を応援してきたきぬには何か察するものがあったようだ。きぬは安子に「自分がどねんしてんか、はっきりさせんといけんよ」と伝えた。

 喫茶店「Dippermouth Blues」で話す安子とロバート。安子は自分が思い描いていた夢、そして稔の夢でもある「どこの国とも自由に行き来できる世の中」が形になろうとしていることを本当に楽しみにしている、と話した。そんな安子にロバートは「それで何がしたいですか?」と問いかける。安子は少し間を置いた後、やりたいことを話し始める。いろんな国の人に「たちばな」のおはぎを食べてほしい。いろんな国の人におはぎのことや「たちばな」のこと、日本のいいところを伝えたい。そして優しい笑顔でこう言った。

「そねんして生きとる私の姿あ、るいに見てもらいてえ」
「それでるいが笑うてくれたら……私は幸せです」

 娘・るい(古川凛)の幸せを一番に考える安子の愛情は、安子の作るおはぎのおいしさにつながっている。安子の子どものころの思い出も悲しみも。ロバートは安子にそう伝えていた。ロバートとの別れ際、安子はロバートから花を受け取る。

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