神尾楓珠×今井翼のタイミングに監督からも拍手 『彼女が好きなものは』メイキング映像
現在公開中の神尾楓珠主演映画『彼女が好きなものは』のメイキング映像が公開された。
本作は、2019年4⽉にはNHKで『腐⼥⼦、うっかりゲイに告る。』のタイトルでドラマ化もされた、浅原ナオトの小説『彼⼥が好きなものはホモであって僕ではない』(角川文庫刊)を『世界でいちばん⻑い写真』の草野翔吾監督が映画化した恋愛青春映画。
ゲイであることを隠している男⼦⾼校⽣・安藤純(神尾楓珠)と、BL好きを隠しているクラスメイトの三浦紗枝(山田杏奈)。交わるはずのなかった2人が出会い、紗枝は純に告白をする。世間で“ふつう”と言われる幸せを諦められない純は紗枝の告白を受け入れる。自分が好きなものを「好き」と言えず秘密を抱えていた純と紗枝が、次第に「純」と「紗枝」の2人だけの「好き」の形を見つけることに。
神尾は「異性を愛したい」「家庭を築きたい」と世間で“ふつう”と言われる幸せを手にしたいと願いながらも、自分らしさとの狭間で葛藤する主人公・純を演じる。そのほか、純に恋をする女子高校生の三浦紗枝役は山田杏奈、純の幼なじみの高岡亮平役は前田旺志郎、クラスのリーダー的存在の小野雄介役は三浦りょう太、紗枝の親友の今宮くるみ役は池田朱那が担当する。純の恋人の佐々木誠役には今井翼が扮し、自分の性的指向やアイデンティティに悩む純に優しく寄り添う。
今回公開されたメイキング映像では、紗枝が純と温泉デートの最中、とある理由で純と誠のキスシーンを目撃してしまう場面の裏側が捉えられている。神尾と今井が対峙するシーンや戸惑う紗枝の感情の起伏を草野監督が伝え、それに応える山田の真剣さが垣間見える。
また、神尾と今井の顔の真ん中に水風船がぶつかり、弾けさせるという難しいシーンでは、助監督が投げた水風船が絶妙にヒットし、カットがかったと同時に周りのスタッフからは拍手が起こる。水に濡れた神尾と今井も手ごたえを感じたのか、笑顔を見せる。その後、キャスト、スタッフ全員で映像をチェックすると、一同が「おぉぉぉ!」と声をあげ、草野監督も拍手。監督からの「完璧だ、OK!」という言葉でますます盛り上がる。現場の熱気と和やかな雰囲気が伝わるメイキングシーンとなっている。
※三浦りょう太の「りょう」はけものへんに寮のかんむりなし
■公開情報
『彼女が好きなものは』
12月3日(金)、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
出演:神尾楓珠、山田杏奈、前田旺志郎、三浦りょう太、池田朱那、渡辺大知、三浦透子、磯村勇斗、山口紗弥加、今井翼
監督・脚本:草野翔吾
原作:浅原ナオト『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』(角川文庫刊)
エグゼクティブプロデューサー:成宏基
プロデューサー:前原美野里、宮本綾
音楽:ゲイリー芦屋
企画協力:KADOKAWA
企画・制作・プロデュース:アニモプロデュース
配給:バンダイナムコアーツ、アニモプロデュース
製作:「彼女が好きなものは」製作委員会
2021年/日本/121分/アメリカンビスタ/5.1ch/カラー/デジタル/PG12
(c)2021「彼女が好きなものは」製作委員会
公式サイト: https://kanosuki.jp