『ザ・ビートルズ:Get Back』なぜ映画からシリーズ作品へ? ピーター・ジャクソンが語る

『ザ・ビートルズ:Get Back』秘話

 ディズニープラスで11月25日、26日、27日に全3話連続見放題で独占配信される『ザ・ビートルズ:Get Back』の監督を務めたピーター・ジャクソンのコメントが到着した。

 わずか8年足らずの活動にもかかわらず、数々の世界記録とともに、音楽、文化、ファッションだけでなく、社会、経済、政治など、時代や国境を超えて世界中の人々に多大な影響を与えたロックバンド、ザ・ビートルズ。本作は、彼らにとって最後のライブとなった、ロンドンでの42分間のラスト・ライブを含む、60時間の未発表映像、150時間の未発表音源で再編集された、時空を超えた“体験型ドキュメンタリー・エンターテイメント”。ザ・ビートルズのラストライブのノーカット完全版とともに、衝撃の真実が明かされる。

 当初は2020年9月に全米公開が予定されていた本作だが、ジャクソン監督は「僕らはロックダウンになって、全体が遅れ、映画館は閉まっていた。そして全てが延期され、1年遅らせることになった。(でも)僕らは編集を続けていた。仕事を止めなかった。僕らには予想していなかったもっと多くの時間が出来て、ポストプロダクションの時間が増えたんだ」と当時の様子を振り返る。パンデミックの影響を受けた製作チームだが、悲観的な言葉は口にせず、「僕は毎日、僕の編集者のジャベズ・オルセンと一緒に編集室に行って、映画の編集を続けていたんだ。そして、編集すればするほど長くなっていった。2時間、2時間半とね。僕らは、とても良いと感じられるストーリーを語る方法を見つけたんだ。そしてその結果、ずっとディテールに富んだシリーズにすることができた」と、シリーズ作品へ方向転換した経緯について語った。

 1969年1月、それぞれのメンバーのソロ活動が活発になり、解散も噂されていた彼らが、原点であるライブに戻ろうと曲作りを行うセッションの様子が収められている本作。ジャクソン監督は、これまで3話という情報のみで、詳細が語られてこなかった作品構成についても解説。「マイケル・リンゼイ=ホッグは、彼らを22日撮影したんだ。そして、僕らの『ザ・ビートルズ:Get Back』のそれぞれの日(1日)は、約20分~30分なんだ。それはエピソードみたいなんだよ。1日ずつ、それぞれの日をやるんだ。そして、観客は、ほとんどリアルタイムで起きているそのストーリーを追いかけることになる」と明かしたジャクソン監督。また、それぞれのエピソードの構成についても、「パート1は、最初の7日間だよ。1日目から7日目がパート1で、パート2は、8日目から16日目だ。そしてパート3は、17日からほとんど最後までだね。そして明らかにラストは、最後で起きる屋上でのコンサートだよ。それは20分以上ある。屋上のコンサートは、フルの45分バージョンだ」と、改めてルーフトップ・コンサートがノーカット完全版で解禁されることも明かした。

 4年前に始まった今回のプロジェクト。最後に、「僕らが今やったバージョンの方が、2時間半(の映画)よりずっと素晴らしいと、僕は本当に信じている。2時間半のものだったら、この素材を十分に表したものにはならなかった」と力強くアピールした。57時間以上の未公開映像と150時間以上の未発表音源とともに、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの知られざる素顔が語られる。

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■配信情報
ドキュメンタリー作品『ザ・ビートルズ:Get Back』
ディズニープラスにて、11月25日(木)・26日(金)・27日(土)配信
監督:ピーター・ジャクソン
出演:ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター
(c)2021 Disney (c)2020 Apple Corps Ltd.
公式サイト:Disney.jp/TheBeatles



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