泉澤祐希、笠松将、池田朱那が渋沢家の一員に 『青天を衝け』第8弾キャスト発表

 吉沢亮が主演を務めるNHK大河ドラマ『青天を衝け』の第8弾キャストが発表された。

 本作は、新一万円札の顔としても注目される渋沢栄一(吉沢亮)を主人公とした、大河ドラマ第60作目。幕末から明治へと、時代の大渦に翻弄され挫折を繰り返しながらも、青天を衝くかのように高い志を持って未来を切り開いた渋沢の姿を描く。

 新政府を辞め、実業界の先頭をひた走る栄一。一筋縄ではいかない強力なライバルたちとの戦いの火蓋ひぶたが切られる。その熾烈しれつな戦いのさなか、家族にも大きな出来事が。栄一は夫として、父として、家族を守り、未来へとつなげていくことができるのか?

 新たに発表されたキャストは13名。渋沢家とその一族として、栄一の息子・渋沢篤二を泉澤祐希、栄一の孫で篤二の息子・渋沢敬三を笠松将、栄一の長女・歌子の夫・穂積陳重を田村健太郎、栄一の次女・琴子を池田朱那、琴子の夫・阪谷芳郎を内野謙太が演じる。

 明治の時代に登場する新たな女性たちとして、豪商・伊勢八の娘・伊藤兼子を大島優子、井上馨の妻・井上武子を愛希れいか、井上馨の養女・井上末子を駒井蓮、益田孝の妻・益田栄子を呉城久美、大倉喜八郎の妻・大倉徳子を菅野莉央が演じる。

 そのほか、岩崎弥太郎の弟・岩崎弥之助を忍成修吾、実業家・大倉喜八郎を岡部たかし、第一国立銀行行員・佐々木勇之助を長村航希が演じる。

 なお、大島、愛希、駒井、呉城は本作が大河ドラマ初出演となる。

第8弾キャスト コメント

泉澤祐希(渋沢篤二役)

大河ドラマは毎度、嬉しさと緊張の入り混じった気持ちになります。この作品に携わらなかったら、一生知ることのできなかったことを知る機会でもあります。その当時、その方々がどのように生きてきたのか、どのような心情だったのか。学ぶことも多くあります。『青天を衝け』では渋沢栄一の息子である、渋沢篤二を演じさせていただきます。風流才子、多趣味、そして人当たりの良い方だったと聞きます。楽しみながら渋沢篤二さんを生きられればと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

笠松将(渋沢敬三役)

長い期間、大切に作られてきた作品のラストを飾れることを、とてもありがたく思います。
僕は渋沢栄一の孫、敬三を演じますが、渋沢栄一(吉沢亮さん)からもらったパワーを、この大河に込めようと思います。
視聴者の皆様も日々大変な状況が続きますが、そのパワーがみなさんにも届くと信じています。
ぜひ最後までお楽しみください。

田村健太郎(穂積陳重役)

渋沢家の婿になります。なんと誇らしいことであり、なんとおそろしいことでしょうか。
穂積陳重(ノブシゲと読みます)は、栄一の支えとなり、裏の家長として渋沢家の礎を築いてゆこうと奮闘します。
増えていく家族の中で、「渋沢栄一」という強大なエネルギーに振り落とされまいと必死に自分の役割を全うしようとする。そんな彼の渋沢家の一員としての愚直な覚悟に、僕は胸が熱くなります。
穂積の生きざまを感じていただけるよう精いっぱいやらせていただきます。

内野謙太(阪谷芳郎役)

阪谷芳郎役、内野謙太です。
琴子さんの夫として、そして渋沢家の一員として頑張ります!
初めて出演させていただいた大河ドラマが『徳川慶喜』で、子役として七郎麿さまのお付きの役でした。20年以上たち再び大河ドラマの中で慶喜様とお会いできないかなぁと密かに思っています…。

池田朱那(渋沢琴子役)

青天を衝け、渋沢栄一の次女、渋沢琴子役を演じさせていただきます。
私自身『青天を衝け』を観させていただき、渋沢栄一という人物が、どれだけ大きな愛情に満ち溢れ、どれだけ才能に恵まれ、どれだけ偉大なことを成し遂げた方なのかということを初めて知りました。
素晴らしい作品に出演させていただけたこと、素晴らしいお父様と家族になれたことをとても光栄に思っております。
最終話までもう少しです。
最後まで、よろしくお願い致します。

大島優子(伊藤兼子役)※大河ドラマ初出演

社会事業に尽力し、日本経済の要となっている最中の渋沢栄一と深く関わり、渋沢家の発展にも一翼を担うことになる伊藤兼子を務めさせていただくこととなりました。
初めての大河ドラマです。お話がきたときは、喜びと興奮で、歓声をあげました。しかし、その歓びも束の間、もうゴールが見えてきているではありませんか。この作品を彩ってきたスタッフの皆様、そして出演者の皆様、携わっているすべての方の費やしてきた時間と重みを一身に受け止めて、大切にバトンを握り締めようと心に決めました。最後まで、振り落とさずに走り抜けたいと思います。応援のほど、よろしくお願いします。

愛希れいか(井上武子役)※大河ドラマ初出演

井上馨の妻・井上武子を演じます、愛希れいかです。
時代の変化に臆することなく、夫を支え、海外での日本の地位向上のために努力し、強く明るく生きる武子の姿は同じ女性としてとても格好良いなと感じました。
私にとって新たな挑戦で、緊張していますが、大河ドラマ『青天を衝け』に出演できる喜びと幸せを胸に、精いっぱい努めて参りますので、どうぞよろしくお願い致します。

駒井蓮(井上末子役)※大河ドラマ初出演

初めて大河ドラマに参加させていただくことになり、本当に嬉しいです。また、以前から『青天を衝け』を拝見していたのですが、時代が多様に変化する中で突き進む人々のエネルギーに圧倒されていました。
末子は、堂々さとしなやかさ、そして世界に開けた心をもち合わせた人物だと思っています。末子なりの時代との向き合い方を模索しつつ、1シーン1シーン楽しんで撮影に臨みたいです。

呉城久美(益田栄子役)※大河ドラマ初出演

念願の初大河ドラマ出演が叶いました。
当時の女性は今と比べて沢山の制約もあったでしょうが、新たな時代の到来に女性たちも、不安を感じつつ、一方でとても胸を高ぶらせたんじゃないだろうかと思います。
この役を頂いた私も、今同じ気持ちでいます。
この高ぶりも栄子さんにのせて、誠実に演じたいと思います!

菅野莉央(大倉徳子役)※大河ドラマ初出演

大倉徳子役を演じます、菅野莉央です。
実際に現場に立たせていただいて、スタッフ、キャストの方々がとても丁寧に一つ一つ積み上げてこられたのだなと感じ、そのような作品に参加させていただくことを、改めてありがたく思いました。
同時に、大きく変化してゆく社会に生きた女性たちの強さ、ユーモラスな部分を垣間見たようで、演じながらワクワクしました。
一視聴者としても、放送がとても楽しみです。

忍成修吾(岩崎弥之助役)

三菱といえば岩崎弥太郎の印象が強かったのですが、今回弟の弥之助を演じるにあたって調べていくととても凄い人物で、あまり知らなかった自分が恥ずかしくなる程でした。『青天を衝け』では兄の弥太郎の勢いに置いていかれないように食らいつきながらも、共に三菱を牽引し奮闘しております。渋沢と岩崎の合戦を楽しんでいただければ幸いです。

岡部たかし(大倉喜八郎役)

演じさせていただく大倉喜八郎は、どうやらいい意味イケイケで商売の才もえげつなくあり、鉄砲売ったり、企業、大学、ホテル、劇場などをガンガン創業したり創設したり設立したりと、とにかく創って忙しい。それらは今も輝かしく現存しています。
新一万円札の顔になってもいいというくらいの人物ですよ。
彼の豪快なエネルギーを自分に注入し皆さんが創りあげてきたドラマをさらに盛り上げたいと思います。

長村航希(佐々木勇之助役)

佐々木勇之助を演じます、長村航希です。毎週楽しみに観ていたこの作品に参加できることになり、嬉うれしい気持ちでいっぱいです。佐々木勇之助は、生涯にわたって栄一さんの仕事を支えた人物です。まだ創立間もない第一国立銀行で「勤勉精励、謹厳方正な仕事ぶり」と栄一さんに見出みいだされるところからその人生は始まります。吉沢さん演じる渋沢栄一の背中を追いかけながら、毎シーン丁寧に積み重ねていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

菓子浩(制作統括)

渋沢栄一は、1926年と翌27年、2年連続でノーベル平和賞の候補になっています。
「渋沢さんって、たくさんの会社を作った経済の人だよね?」初耳の方は、意外に思われるかもしれません。
実は、日本の発展のために走り続けた栄一は、晩年、慶喜の名誉回復、福祉や教育事業、そして外国との懸け橋となる民間外交に全力を尽くしました。そして、その志を次世代へとつなぐため、家族との時間も濃密になっていきます。
『青天を衝け』いよいよラストスパートです。あらたにお迎えしたすばらしいキャストの皆さんと一緒に、駆け抜けたいと思います。最後までドラマチックな展開が続きます、どうぞご期待ください!

■放送情報
大河ドラマ『青天を衝け』
NHK総合にて、毎週日曜20:00~放送
BSプレミアムにて、毎週日曜18:00~放送
BS4Kにて、毎週日曜9:00~放送
出演:吉沢亮、小林薫、和久井映見、村川絵梨、藤野涼子、高良健吾、成海璃子、田辺誠一、満島真之介、岡田健史、橋本愛、平泉成、朝加真由美、竹中直人、渡辺いっけい、津田寛治、草なぎ剛、堤真一、木村佳乃、平田満、玉木宏ほか
作:大森美香
制作統括:菓子浩、福岡利武
演出:黒崎博、村橋直樹、渡辺哲也、田中健二
音楽:佐藤直紀
プロデューサー:板垣麻衣子
広報プロデューサー:藤原敬久
写真提供=NHK

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