『古見さん』只野と古見のすれ違いがもどかしい 城田優の熱唱に増田貴久のメイド姿も

『古見さん』古見と只野のもどかしいすれ違い

 第6話では、成瀬の登場のほかにも、只野、古見、万場木(吉川愛)を巡る恋愛要素もスタートする。自分の中にある只野への好意に気付きながらも、その思いをそっと秘めている万場木。それは只野が古見が好きなことは明確だからだ。授業中にペンを、消しゴムを落として言葉を発しなくても心が通じ合う仲。ここで肝心なのは、古見の思いだ。

「もう……大丈夫です……。友達も増えました……。なので、あの……文化祭……頑張ります……」

 古見が必死で伝えた只野への感謝の思いは、只野にとっては拒絶の意思として伝わってしまっていた。一瞬で凍りつく只野の表情。画面は顔半分のアップになるが、心なしか黒目が大きくなったような錯覚を覚えるくらいに、只野の目から一気に輝きが失われていく。戦力外通告を受けた只野はその場で塞ぎ込んでしまう。一方、古見は電話を切ってから、その胸にある今まで出会ったことのない感情に気づいていた。

 第7話では、只野と古見の間には思いのすれ違いが起き、もどかしい時間が続く。その間に入るのが万場木。そして、文化祭の日が迫る中、成瀬が意外な面を見せる。

■放送情報
『古見さんは、コミュ症です。』
NHK総合にて、毎週月曜22:45〜23:15放送(全8回)
出演:増田貴久、池田エライザ、吉川愛、ゆうたろう、溝端淳平、筧美和子、大西礼芳、城田優ほか
語り:高橋克実
原作:オダトモヒト
脚本:水橋文美江
音楽:瀬川英史
主題歌:aiko
制作統括:樋口俊一(NHK)、高城朝子(テレビマンユニオン)
プロデューサー:大沼宏行(テレビマンユニオン)
演出 :岡下慶仁(テレビマンユニオン)、石井永二(テレビマンユニオン)
総合演出:瑠東東一郎(メディアプルポ)
写真提供=NHK

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