『ボクの殺意が恋をした』が迎えたハッピーエンド 中川大志×新木優子の恋の行方は?

『ボク恋』中川大志が迎えたハッピーエンド

 詩織が自首をすると、物語は一気にラブストーリーへと舵を切る。お互いのことを想って別れを決意した柊と葵。好き同士なのに離れてしまう2人を見かねた丈一郎(藤木直人)は、デス・プリンス(鈴木伸之)に協力を仰ぐ。

 普段は少しコメディチックなデス・プリンスだが、必死で柊の背中を押そうとする姿は、まるで兄のよう。「葵は、お前のことだけ考えていた!」「放っといてくれよ!」と言う2人の掛け合いは、『G線上のあなたと私』(TBS系)で、中川と鈴木が演じていた兄弟役を彷彿とさせ、感慨深いものがあった。思い返せば、柊とデス・プリンスのバトルは、“スリリング・ラブコメディ”を謳う本作の、“コメディ”の部分を担ってきた。スリリングな展開のなかでも、クスッと笑えた「デスタイム」。この役柄は、鈴木の新たな魅力を開拓したと言っても過言ではないだろう。

 “兄”デス・プリンスと、“父”丈一郎に背中を押された柊は、葵の元へ駆け出す。「俺、葵ちゃんのことが好きだよ。大好きだ」。柊は、葵に拳銃を向けた日のことを忘れるのではなく、ともに乗り越える覚悟を持って、愛の告白をした。葵のお返しは、柊が油断をしている隙に唇を奪う……という最高に間が悪くて、間が良いキス。柊の表情は、なんとも幸せそうで。「秘密編」が開幕してからは苦しむ姿が多かっただけに、心の底から嬉しくなった。

 純粋な柊の姿を見ながら、時にハラハラ。時にクスッとしながら過ごした3カ月間。彼の目に、陰りが生まれた時もあったけれど、自分のなかにある弱さを認めてから、柊の目は輝きを取り戻した。どんでん返しの連続に、見ているこちらまで心苦しくなることあったが、初恋が実るという美しいラストにすベて報われたような気がする。

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■配信情報
『ボクの殺意が恋をした』
Huluにて配信中
出演:中川大志、新木優子、鈴木伸之、田中みな実、中尾明慶、永田崇人、小西はる、水野美紀、藤木直人
脚本:徳永友一ほか
監督:星野和成、宝来忠昭
チーフプロデューサー:岡本浩一
プロデューサー:中間利彦、小島祥子、石田麻衣(ホリプロ)
共同プロデューサー:三上絵里子(日本テレビ)
制作協力:ホリプロ
制作著作:読売テレビ
(c)読売テレビ
公式サイト: https://www.ytv.co.jp/bokukoi/
公式Twitter:https://twitter.com/bokukoi_drama
公式Instagram:https://www.instagram.com/bokukoi_drama
公式LINE:https://lin.ee/kniUOAg

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