『マトリックス レザレクションズ』予告編全世界一斉解禁 ネオは救世主ではないのか!?

『マトリックス レザレクションズ』予告編

 映画『マトリックス レザレクションズ』の予告編が全世界で一斉解禁された。

 1999年に1作目が公開され大ヒットを記録した『マトリックス』。本作は、シリーズ1作目『マトリックス』の続編で、新章となる最新作。

 『マトリックス』シリーズの生みの親であり、シリーズ全作品を監督しているラナ・ウォシャウスキーが監督を務める本作には、ネオ役のキアヌ・リーブスをはじめ、トリニティー役のキャリー=アン・モス、ナイオビ役のジェイダ・ピンケット・スミス、メロビンジアン役のランバート・ウィルソン、エージェント・ジョンソン役のダニエル・バーンハードらが同じ役を続投。さらに新キャストとして、ネオを救世主と信じ、世界の真実を伝え、彼を導くモーフィアス役で『アクアマン』のヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、ネオの宿敵エージェント・スミス役で『マインドハンター』のジョナサン・グロフが出演。また、ニール・パトリック・ハリス、クリスティーナ・リッチらが新キャラクターとして登場する。

映画『マトリックス レザレクションズ』予告編

 『マトリックス レザレクションズ』の予告編は、9月9日の22時に全世界で一斉解禁。2分52秒の映像は、閑静な住宅街から始まり、すぐに不穏な空気を纏う。セラピストの男に向かって「夢とは思えない夢を見た」と話す、リーブス演じる主人公ネオ。マトリックス・コードで形作られた街の中を歩いていたり、見知らぬ敵と戦っていたり、得体の知れない機械に体を繋がれていたりするカットがフラッシュバックする。自分が狂ってしまったのかと不安になるネオに、男は「ここではよくある」と返す。「ここ」とはどこを指しているのか。その後もネオが自分のいる世界に違和感を覚えるシーンが続く。青いカプセル、『不思議の国のアリス』の本、鏡に映る老人など、謎を散りばめた構成となっている。

 後半には、モーフィアス(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)から赤と青のカプセルの選択を迫られるシーンや、白ウサギのタトゥーの女性に付いていくシーンなど、1作目を彷彿とさせるシーンが続く。最後には、エージェント・スミス(ジョナサン・グロフ)がネオに向かって「長い年月の果てに、始まりに戻ったのさ。マトリックスにね」という意味深長な言葉を言う。世界は未だにマトリックスに支配されたままだったのか。そして、ネオはマトリックスから人類を救う救世主ではなかったのか。謎が深まる内容となっている。

 なお、1999年9月11日は、『マトリックス』の1作目が日本で劇場公開された“マトリックス・デー”。今年は『マトリックス レザレクションズ』の予告編解禁の直後となることから、マトリックス・デーの前夜、9月10日(金)21時から、1作目の同時視聴会の開催が決定した。指定時間に同タイミングでオンラインやBlu-ray/DVDで視聴することで参加することができる。映画公式Twitter(@matrix_movieJP)での同時実況や、ハッシュタグ「#マトリックス復活」をつけてツイートした人の中から抽選でプレゼントが当たるキャンペーンも実施される予定だ。

 さらに、マトリックス・デー当日の9月11日19時から放送されるTVアニメ「『鬼滅の刃』竈門炭治郎 立志編 特別編集版」第一夜「兄弟の絆」のCM用に、特別に編集された『マトリックス レザレクションズ』の30秒広告が投下される。この映像は、『マトリックス』シリーズ全ての予告編でナレーションを担当してきた俳優の遠藤憲一のタイトルコールが入ったスペシャル映像となる。また、現在、東京、イギリス、フランスの3カ国では、大型街頭ビジョンでの予告解禁までのスペシャルカウントダウン映像も放映されている。

■公開情報
『マトリックス レザレクションズ』
12月全国公開
監督:ラナ・ウォシャウスキー
出演:キアヌ・リーブス、キャリー=アン・モス、ジェイダ・ピンケット・スミス、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、プリヤンカー・チョープラー、ニール・パトリック・ハリス、ジェシカ・ヘンウィック、ジョナサン・グロフ、クリスティーナ・リッチ
配給:ワーナー・ブラザース
(c)2021 WARNER BROS. ALL RIGHTS RESERVED
公式サイト:matrix-movie.jp
公式Twitter:@matrix_movieJP

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