ディズニープラス、日本でのサービス拡大でどう変化する? 追加の可能性あるStar作品とは
ウォルト・ディズニー・カンパニーが、現地時間8月13日に開かれた第3四半期決算発表において、動画配信サービス「ディズニープラス」を、韓国、香港、台湾で2021年11月より提供開始することを発表。また、ディズニープラス・ジャパンでも2021年10月よりコンテンツが拡張されると発表された(参照:Disney+ Coming To South Korea, Hong Kong And Taiwan, With Japan Expanding Its Content|DEADLINE)。
ウォルト・ディズニー・カンパニー・アジア・パシフィックのプレジデント、ルーク・カンは「人々が多種多様なコンテンツを求め、(ディズニープラスが提供する)ブランドの作品集やシリーズに魅了されていることから、アジア・パシフィック地域でのディズニープラスへの反響は、私たちの期待を上回るものでした」「私たちは、動画配信市場での加入者増加、パートナーシップの構築に満足しており、他にはないストーリーテリング、卓越した創造力、最先端のコンテンツ配信を通して、地域を超え、より多くの人々と関わっていけることを楽しみにしています」と述べた。
現在、北アメリカ、ヨーロッパ、アジア・パシフィック、中南米の61カ国、21言語で提供されているディズニープラス。タイでは、6月30日の配信サービス開始以来、アップストア(app store)のトップチャートにランクインしており、インドネシアとマレーシアでは、すでにSVODの代表的なサービスとなっている。
今回のサービス拡張では、2021年2月に本国で始動した新ブランド「Star」の人気作品から新しいオリジナル作品、独占作品までゼネラル・エンターテイメント・コンテンツが追加されるとThe Hollywood Reporterは報道(参照:Disney+ to Launch in South Korea, Taiwan and Hong Kong in November|The Hollywood Reporter)。
Starでは、20世紀スタジオ(旧・20世紀フォックス)やサーチライト・ピクチャーズ、ディズニー・テレビジョン・スタジオ、FXによる映画・ドラマが配信されており、日本でも2021年後半のサービス開始と告知されていた。STAR作品がどの程度、日本で観られるようになるかはまだ不明だが、著名な作品には『X-Men』シリーズや『ウォーキング・デッド』、『glee/グリー』などもあり、もし国内で配信されることになればコンテンツのバリエーション補強に一役買うことになりそうだ。
日本では解約の手順の煩雑さや新作配信のタイミングでのサーバー落ち、4Kの非対応が議論になることもしばしばあるディズニープラスだが、今回のサービス拡張を契機にそうした点も改善されるのかにも注目が集まっている。韓国、香港、台湾でのサービス開始、および日本でのサービス拡張について、より詳しい情報は、近日中に発表されるそうだ。