松田龍平、松田ゆう姫らが大活躍 エンタメ界で存在感を放つ“松田ファミリー”
放送中の『コントが始まる』(日本テレビ系)にて、連続ドラマ初出演を果たした松田ゆう姫。古川琴音らが演じる人生に迷う若者たちに対して、物事を達観した大人の立場にある人物の一人を演じている。“もがく若者たち”が中心の本作において、貴重な役どころだといえるだろう。そんな彼女の実の兄・松田龍平は『大豆田とわ子と三人の元夫』(カンテレ・フジテレビ系)で好演中だ。兄妹揃ってお茶の間を盛り上げる活躍をしているところなのである。
音楽ユニット「Young Juvenile Youth」での活動をはじめとし、CM出演やバラエティ番組への登場など以前より芸能活動を展開していたものの、今作でようやく俳優活動をスタートさせた松田ゆう姫。これが俳優デビュー作というのが意外である。理由は言わずもがな。彼女の一家の誰もが俳優業において第一線に立つ存在であり、俳優業をスタートさせたのは、まさに“ようやく”という印象なのだ。
彼女が演じているのは、神木隆之介扮する瞬太が通い、古川琴音演じるつむぎが働いていたスナックのママ・下條良枝。ここに小野莉奈演じる村主うららが加わり、みなで“スナックのシーン”を作り上げていた。年齢的には松田ゆう姫が年長だが、もちろん他の者たちと比べてキャリアには大きな開きがある。しかしやはり、豊かな人生経験を重ねてきたのだろう。これは演じる上での佇まいに反映されるものだと思う。実際、年齢や役の立場などの“設定”を超えた、人間同士の上下関係が築かれているのが見て取れた。新人俳優ではあるものの、彼女だからこそ成立させられたキャラクターだろう。第8話でつむぎはスナックを辞めたが、ママの若者たちとの関わりの継続を期待したい。新しい関係性を、松田ゆう姫はどのように演じるのだろう。