ベン・スティラーがプロデュース 『ディナー・イン・アメリカ』米国に先駆け9月日本公開

 ベン・スティラーがプロデュースした映画『Dinner In America(原題)』が、 『ディナー・イン・アメリカ』の邦題で9月24日より全国順次公開されることが決定した。

 本作は、2020年のサンダンス映画祭オフィシャルセレクションでの上映をはじめ、ダブリン国際映画祭にてダブリン批評家スペシャル審査員賞を受賞、ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭にて観客賞を受賞、オデッサ国際映画祭ではグランプリ受賞など多数の賞を受賞。なお、新型コロナウイルスの影響で未だ本国アメリカでは公開されず、日本先行公開となる。

 主人公のパティは孤独で臆病な少女。過保護に育てられ、したいこともできず、単調な毎日を送っている。唯一、平凡な人生から逃避できる瞬間、それはパンクロックを聴くこと。そんな彼女が、ひょんなことから警察に追われる不信な男・サイモンを家に匿ったものの、実はその男こそが彼女の愛するパンクバンド“サイオプス”の心の恋人、覆面リーダーのジョンQだった…...。家族や周囲から変人扱い、社会不適合者、厄介者と蔑まれる、出逢うはずのない二人が、心惹かれ合い、社会の偏見をぶっ飛ばしていく。

 監督を務めたのは『バニーゲーム』のアダム・レーマイヤー。監督自身が「今の自分を形作った背景である90年代のパンクシーンに捧げるラブレター」と語る本作の製作には、俳優としてはもちろん、『ズーランダー』や『LIFE!』などプロデューサーとしても活躍するベン・スティラーが名を連ねる。撮影は『サマー・オブ・84』(2018年)のジャン=フィリップ・ベルニエ、音楽は『ナポレオン・ダイナマイト』のジョン・スウィハートが担当した。

 パティを演じたのは、舞台俳優としてキャリアをスタートし、ミュージカル『ファン・ホーム』で2015年のトニー賞ミュージカル助演女優賞と最優秀ミュージカル・シアター・アルバム賞にノミネート、同作でシアターワールド賞を受賞した、『ミスエデュケーション』『マイル 22』などのエミリー・スケッグス。本作が初の長編映画主演作となった。サイモンを演じたのは、『アメリカン・スナイパー』『ザ・ブリザード』『ビューティフル・ボーイ』などのカイル・ガルナー。そのほか、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのリー・トンプソン、『24 -TWENTYFOUR-』シリーズのメアリー・リン・ライスカブらが脇を固める。

■公開情報
『ディナー・イン・アメリカ』
9月24日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
監督・脚本・編集:アダム・レーマイヤー
出演:カイル・ガルナー、エミリー・スケッグス、グリフィン・グラック、パット・ヒーリー、メアリー・リン・ライスカブ、リー・トンプソン
プロデューサー:ベン・スティラー、ニッキー・ウェインストック、ロス・プットマン
エグゼクティブプロデューサー:ステファン・ブラウム、ショーン・オグレー
音楽:ジョン・スウィハート
撮影:ジャン・ピエール・ベルニエ
配給:ハーク
配給協力:EACH TIME
2020年/アメリカ/英語/106分/カラー/5.1ch/シネマスコープ/原題:Dinner in America/字幕翻訳:本庄由香里
(c)2020 Dinner in America, LLC. All Rights Reserved
公式サイト:hark3.com/dinner

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