『おかえりモネ』菅波医師は坂口健太郎のハマり役? 清原果耶演じる百音との関係にも注目

『おかえりモネ』菅波役は坂口健太郎こそ適任

 5月17日よりスタートした、清原果耶がヒロインを務めるNHKの連続テレビ小説『おかえりモネ』で、「よねま診療所」の医師・菅波光太朗を演じている坂口健太郎。地域医療に興味がなく、ドライで無愛想という一見絡みづらい医師役だが、ヒロインとともに成長していく重要な役となっている。

 本作は、宮城県気仙沼市・亀島の港町で育った永浦百音(清原果耶)、通称“モネ”が、高校卒業と同時に故郷と家族から離れ、登米市の米麻町森林組合で働き始める。祖父の龍己(藤竜也)の古い友人で、大山主・新田サヤカ(夏木マリ)の家に下宿し、自然豊かな土地で天気予報の可能性と魅力を知り、やがて気象予報士を目指す物語。

 菅波光太朗は、森林組合と併設しているサヤカが経営している診療所に、東京の大学病院に籍を置き、1週おきにやってくる若き医師。百音との最初の出会いは、百音がカフェのスタッフに頼まれ昼食を診療室に届けるシーン。良く言えばパソコンと向き合い仕事熱心、悪く言えば人見知りで、気難しく人を寄せ付けない雰囲気を醸し出す、とっつきにくい存在だ。誰かの役に立ちたいと自分の生き方を模索している百音から、唐突にどうして医者になったのか問われ、「ほとんど話もしたことない人から、いきなりされる内容じゃないと思うんですが」と釘を刺さすも、「人の命を救いたいと思ったからです」と語った光太朗。

 また、百音が研究環境の整った東京で専念せずに、なぜ登米に通っているのかと尋ねると、「またその手の質問ですか?」「いやいや来ているように見えますか?」と警戒心を見せるも、「何かあるかもしれないと思ったんです」と答える様子からは、無愛想な性格ではあるが、人を救うことに何らかの信念をもった人物ということも窺える。

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