『桜の塔』第2部は玉木宏の宣戦布告からスタート 5年間を感じさせる岡田健史の変貌ぶりも

『桜の塔』第2部は玉木宏の宣戦布告からスタート 5年間を感じさせる岡田健史の変貌ぶりも

 『桜の塔』(テレビ朝日系)が第6話より第2部に突入した。舞台は5年後の2021年、現代。冒頭の爽(広末涼子)のナレーションによって明かされるように、それぞれの地位や関係性は大きく様変わりしている。

 中でも驚かされるのが富樫(岡田健史)の変貌ぶりだ。警察大学校でトップの成績を誇ったキャリア組出身の富樫は、第1話や第2話の頃は純情な子犬のようなキャラだったが、爽が「嫌みったらしい話し方といい、人を見下している態度といい」と話しているようにその性格はこの5年で180度と言ってもいいくらいに一変している(第2話以降で少しづつ変化が見られていたとはいえ)。

 そして、一途に思いを寄せていた爽との交際も晴れて実らせている。もはや溜まり場と化している中華料理店「龍鉄」で爽の父・鉄朗(小松和重)は富樫を「婿殿」と呼ぶ溺愛っぷり。結婚の意思がない爽の態度に富樫は「ご心配なく。僕がちゃんとその気にさせますから」「いいじゃないですか。いずれはそうなるんですか」とすっかり強気な態度。変な方向で漣(玉木宏)の影響を受けたようなオラオラ系である。やっかいなのが、まだ可愛いかった嫉妬心が束縛へと変わっていること。「龍鉄」の見習いとして社会復帰した蒲生(森崎ウィン)が「爽さん」と名前呼びしただけで、立ち上がってライバル視する始末。もちろん、漣が爽と2人で密会していただけで、富樫は上司である漣をすぐさま敵視する。そんな富樫が自信家となったのは、副総監にまで上り詰めた千堂(椎名桔平)から全幅を寄せる部下に選ばれたことからだ。

 実際は千堂の便利な駒の一つに過ぎないのであろう。富樫は千堂の指示で汚職の証拠を削除。それが漣のプロファイリングから暴かれ、事もあろうか爽の前でそのことを問い詰められるのだ。「最低」と富樫を憐れむ爽。それでも、千堂に傾倒しつつある富樫はその信念を揺るがさない。千堂への報告までの猶予、半日という時間を漣に与えながら。

 その間で漣は千堂が賄賂に関与していた証拠を掴み彼を追い詰めていく。漣の目的はかつての出世ではなく、警察の未来をかけて本当の悪を倒すこと。獰猛な牙で飼い主である千堂に噛みついた漣は、千堂派からの破門を言い渡されるが、漣はすでに自ら新たな道を切り開いていた。

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