ハナ・ジョン=カーメン主演の報で話題 マーベルとも縁深い『レッドソニア』はどんな作品?

 マーベルのレッドソニアは1973年のマーベルの『コナン・ザ・バーバリアン』23号でデビュー。その後、彼女を主人公にしたコミックが1975年から始まります。レッドソニアも人気を博したようで、1977年にマーベルの女性ヒーローのエピソードばかりを収録したアンソロジー本『The Superhero Women』にはブラック・ウィドウ、ミズ・マーベル(キャプテン・マーベル)、ワスプらと並んで、このレッドソニアのコミックが収録されています。1979年には現代にNYに時空間移動し、スパイダーマンと共闘するエピソードもあります(なお、現在はダイナマイト・エンタテインメントという出版社からコミックが刊行されています)。

 赤毛の女戦士であり、剣をふりかざし魔物や悪党どもを倒していきますから爽快です。このレッドソニアは1985年に一度映画化(日本公開は1987年)されており、後にスタローンと結婚するブリジット・ニールセンがこの役を演じていました。その後、リメイクの噂があり、10年ぐらい前にロバート・ロドリゲス監督×ローズ・マッゴーワン出演で企画が進んでいるとの報道もありましたが実現せずでした。

 というわけで、今回は久々の映画情報ですが、僕が本作に期待したいのはハナ・ジョン=カーメン出演だということ! 『レディ・プレイヤー1』の悪役、MCUの『アントマン&ワスプ』のゴースト(本当に素敵!)、そしてリメイク版映画『バイオハザード』のジル・バレンタイン役(!)が控えています。すごくかっこいい女優さんだと思うので、彼女のレッドソニア役に期待大です。

 なお、レッドソニア Red Sonjaで画像検索していただけるとわかりますが、彼女は“ビキニ・アーマー”とよばれる有名なコスチューム(コミックでこの姿のお披露目はコナン・ザ・バーバリアン43号)を着ています。これが今度の映画に採用されるのかにも注目です。

■杉山すぴ豊(すぎやま すぴ ゆたか)
アメキャラ系ライターの肩書でアメコミ映画に関するコラム等を『スクリーン』誌、『DVD&動画配信でーた』誌、劇場パンフレット等で担当。サンディエゴ・コミコンにも毎夏参加。現地から日本のニュース・サイトへのレポートも手掛ける。東京コミコンにてスタン・リーが登壇したスパイダーマンのステージのMCもつとめた。エマ・ストーンに「あなた日本のスパイダーマンね」と言われたことが自慢。現在発売中の「アメコミ・フロント・ライン」の執筆にも参加。Twitter

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