チャドウィック・ボーズマン、『21ブリッジ』で入念な役作り 500発の発砲訓練も
映画『21ブリッジ』の主演・プロデュースを務めたチャドウィック・ボーズマンのコメントが公開された。
2020年8月28日、ガンのため43歳の若さで亡くなったボーズマンが主演を務めた本作は、ニューヨークのマンハッタン島を舞台に、警察官の父を殺害された過去を持つアンドレ刑事(チャドウィック・ボーズマン)が、孤立無援の中、街ぐるみの犯罪に挑むクライム・アクション・ミステリー。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の監督ほか、多くのヒット作を手がけるジョー・ルッソ&アンソニー・ルッソ兄弟が製作を務め、『ゲーム・オブ・スローンズ』などのブライアン・カークが監督を担当。共演には、『アメリカン・スナイパー』のミラー、『バトルシップ』のテイラー・キッチュ、『セッション』のJ・K・シモンズらが名を連ねている。
「僕は、今作で本物の刑事をリアルに表現したかった」と語るボーズマンは、刑事役を演じるにあたり、撮影前にNY市警の夜間パトロールに同行するなど入念な役作りを行った。また、製作陣もリアルな描写を創り上げるため、NY市警の退職警官2名を技術顧問に。毎日撮影現場を訪れたふたりは、警官や犯人の目線・感じ方などについて、俳優たちに演技指導していった。さらに、チームとして動けるように、また、銃の装填から発砲に至るまで説得力のある動きができるように、500発の発砲訓練を行う訓練日もあったという。ボーズマンは「(退職警官の)ふたりがセットにいて、NY市警に関するあらゆることに相談に乗ってくれた。『これはリアルか、そうではないのか? 実際にこんなふうになるのか、ならないのか? アンドレが誰かを追跡する場合、銃は抜いたままなのか? こういう状況で彼は銃を構えるのか? 追跡中に公共の場でアンドレはバッジを見せるのか?』などいつも質問ばかりしていたよ」と細部に渡るまで、刑事としてのリアルな演技を追求したエピソードを明かしている。
■公開情報
『21ブリッジ』
全国公開中
監督:ブライアン・カーク
脚本:アダム・マーヴィス、マシュー・マイケル・カーナハン
製作:ジョー・ルッソ、アンソニー・ルッソ
出演:チャドウィック・ボーズマン、シエナ・ミラー、テイラー・キッチュ、J・K・シモンズほか
配給:ショウゲート
2019/中国・アメリカ/99分/原題:21 Bridges
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公式サイト:21bridges.jp
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