佐藤健×阿部寛『護られなかった者たちへ』新キャスト発表 永山瑛太と緒形直人が被害者役に
今秋公開の佐藤健主演映画『護られなかった者たちへ』の第2弾キャストが発表された。
本作は、中山七里の同名小説を、『永遠の0』『空飛ぶタイヤ』の林民夫が脚本を手がけ、『64-ロクヨン-前編/後編』の瀬々敬久が監督を務め映画化するヒューマンミステリー。
東日本大震災から9年後、宮城県内の都市部で、全身を縛られたまま放置され餓死させられるという凄惨な連続殺人事件が発生する。捜査線上に浮かび上がった容疑者は、利根(佐藤健)という男。彼は、知人を助けるために放火、傷害事件を起こした後、刑期を終えて出所したばかりだった。宮城県警の刑事・笘篠(阿部寛)は、殺された2人の被害者から一つの共通項を見つけ出し、利根を追い詰める。
主演を務める佐藤と利根を追う刑事・笘篠役の阿部のほか、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都が共演に名を連ねた。
このた発表された第2弾キャストは、永山瑛太、緒形直人、岩松了、三宅裕司、波岡一喜、奥貫薫、井之脇海、鶴見辰吾、西田尚美、宇野祥平、原日出子、黒田大輔、千原せいじの13名。永山は第一の事件の被害者である仙台市若葉区福祉保健センター課長・三雲役、緒形は第二の事件の被害者である杜浦市福祉保健事務所の元所長・城之内役をそれぞれ務める。
岩松はケースワーカーとして働く円山(清原果耶)の上司・楢崎役、三宅は出所した利根を見守る保護司・櫛谷役、波岡は震災で母親を亡くしたカンちゃんという少女の伯父・鈴木役、奥貫は笘篠の亡くなった妻・紀子役で出演。井之脇は円山の同僚・菅野、鶴見は連続殺人事件の捜査指揮をとる笘篠の上司・東雲にそれぞれ扮する。
出演が決定した永山と緒形からはコメントが寄せられている。
コメント
永山瑛太(三雲忠勝役)
護られなかった者たちへ。
瀬々監督は、真っ直ぐに芝居をみてくれます。そしてしっかりと芝居をつけてくれます。
また一緒に作品作りに携わることができて、嬉しい気持ちでドキドキしながら現場へ向かいました。
瀬々監督が今、この御時世に発信したいメッセージとは何なのか、この映画を通じて、皆様の胸の内にある答えをみつけて、明日へと繋げていただけたら幸いです。
緒形直人(城之内猛役)
瀬々組の現場は、相変わらずいい緊張感に包まれていました。瀬々監督からは、「今回は物語の縦軸に関与する人物です。人間臭く演ってください」との言葉を頂き、監督の創り上げる作品の中にしっかり根を生やす事を心掛けて演じました。
3.11から10年……そしてコロナ禍。
誰もがこの作品の中に入り込み混沌とした社会を考えることでしょう。この物語を多くの方々に見届けて頂きたいと思います。
■公開情報
『護られなかった者たちへ』
2021年秋、全国ロードショー
出演:佐藤健、阿部寛、清原果耶、林遣都、永山瑛太、緒形直人、岩松了、波岡一喜、奥貫薫、井之脇海、宇野祥平、黒田大輔、西田尚美、千原せいじ、原日出子、鶴見辰吾、三宅裕司、吉岡秀隆、倍賞美津子
原作:中山七里『護られなかった者たちへ』(NHK出版)
監督:瀬々敬久
脚本:林民夫
音楽:村松崇継
配給:松竹
企画:アミューズ
制作:松竹撮影所
(c)2021映画『護られなかった者たちへ』製作委員会