元捜査一課刑事が『21ブリッジ』を絶賛 「リアリティがあった」

元捜査一課刑事が『21ブリッジ』を絶賛 「リアリティがあった」

 チャドウィック・ボーズマンが主演・プロデュースを務めた『21ブリッジ』のトークショーが3月20日に東京・スペースFS汐留で開催され、元埼⽟県警察本部刑事部捜査第⼀課の佐々⽊成三が登壇した。

 2020年8月28日、ガンのため43歳の若さで亡くなったボーズマンが主演を務めた本作は、ニューヨークのマンハッタン島を舞台に、警察官の父を殺害された過去を持つアンドレ刑事(チャドウィック・ボーズマン)が、孤立無援の中、街ぐるみの犯罪に挑むクライム・アクション・ミステリー。

 『アベンジャーズ/エンドゲーム』『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の監督ほか、多くのヒット作を手がけるジョー・ルッソ&アンソニー・ルッソ兄弟が製作を務め、『ゲーム・オブ・スローンズ』などのブライアン・カークが監督を担当。共演には、『アメリカン・スナイパー』のミラー、『バトルシップ』のテイラー・キッチュ、『セッション』のJ・K・シモンズらが名を連ねている。

 正義感も強く、頭脳明晰で優秀な刑事にも⾒えるアンドレについて、元刑事である捜査のプロ・佐々⽊は「事件の現場をたくさん⾒ている刑事というのは、現場を⾒たときのポイントがそれぞれ違うんですが、アンドレはエビデンスがあった上での事件捜査をしている。ちゃんと⾃分の⽬で⾒て確認しているというところは、まず刑事として必ずしなければならないことなので、それを映画で⾒事に表現していました」とコメント。

 警察官8⼈を殺害した凶悪犯を確実に捕まえるために、NYマンハッタンにかかる21の橋すべての封鎖を決断したアンドレの戦略については「⾃分の同僚が8⼈も殺害されたことで、絶対にマンハッタンの中で捕まえてやるぞ!という刑事としての意識の強さの現れだったと思います」と、⼤胆な判断を考究しながらも「ただ、あれを⽇本の警察ができたかというとちょっと難しいかなと(笑)」と語り、映画『踊る⼤捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』を指して「レイボーブリッジだけでもあれだけ多くの警察官が必要になってくるので、全部の橋を封鎖したらどれだけの警察官やパトカーが必要なのかなと感じると、現実的ではないのかなとは思います」と、アメリカを舞台に描かれる映画ならではとも⾔える設定について触れた。

 “刑事モノ”ドラマの監修も務める佐々⽊だが、「刑事ドラマや刑事映画って、実際刑事のときに観れなかったんです。犯⼈ってなんで丘の上で供述するんだろうなとか考えてしまって。リアルだけでやっていくと2時間映画じゃまとまらないなと……」と現役時代を振り返りつつ、「現役の刑事が⾒てもすごく⾯⽩いと思うんです。犯⼈の顔の表情だったり、拳銃を抜く場⾯、とくにリアリティがあったと思います」と犯罪のプロという視点から観てもこの作品を⼗分に楽しめたと明かしている。

■公開情報
『21ブリッジ』
4⽉9⽇(金)全国ロードショー
監督:ブライアン・カーク
脚本:アダム・マーヴィス、マシュー・マイケル・カーナハン
製作:ジョー・ルッソ、アンソニー・ルッソ
出演:チャドウィック・ボーズマン、シエナ・ミラー、テイラー・キッチュ、J・K・シモンズほか
配給:ショウゲート
2019/中国・アメリカ/99分/原題:21 Bridges
(c)2019 STX Financing, LLC. All Rights Reserved.
公式サイト:21bridges.jp
公式Twitter:@21bridges_jp
公式Facebook:https://www.facebook.com/21Bridgesmoviejp

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