『梨泰院クラス』視聴者は必見!? 『野球少女』イ・ジュヨンの姿にみる、諦めない気持ち

『梨泰院クラス』視聴者は必見の『野球少女』

 リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替りでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオススメ映画・特集上映をご紹介。今週は、元ソフトボール部か元バスケ部、時には元サッカー部にも間違えられる大和田が『野球少女』をプッシュします。

『野球少女』

 映画、音楽、韓流ドラマと韓流コンテンツが大ブームを巻き起こしています。特に2020年春頃からの自粛期間を機に、Netflixで配信されている『愛の不時着』、『梨泰院クラス』の視聴熱は高く、未だNetflixのランキングのトップ10に連日ランクイン。その『梨泰院クラス』で主人公のパク・セロイ(パク・ソジュン)が経営する居酒屋タンバムの料理長、マ・ヒョニに扮したイ・ジュヨンが主演を務める映画が今回紹介したい『野球少女』です。

 今作でイ・ジュヨンが演じるのは、天才野球少女のチュ・スイン。スインは、最高球速134キロを誇る高校野球部のビッチャーとして数々のメダルを獲得し、高校卒業後はプロ球団で野球を続けることを夢見て、誰よりも練習を重ねてきました。しかし、“女子”という理由でトライアウト(プロテスト)も受けられず、ブロ球団への門戸を閉ざされてしまいます。

 母親(ヨム・ヘラン)からは「野球は諦めなさい」と迫られ、野球部のパク監督(キム・ジョンス)からは、韓国女子野球連盟に入って“趣味”として続けるよう諭されるスイン。そんなとき、新しく赴任してきた新人コーチのチェ・ジンテ(イ・ジュニョク)から、「女子かどうかは関係ない。お前は実力がない」と断言されます。しかし、その言葉を受けたスインは、150キロを投げてプロに行くことをあらためて決意。夜遅くまで手に血を滲ませながら一人で黙々と練習を続けるスインの姿に、ジンテコーチは心を動かされ、2人でスインの長所を伸ばすための猛特訓をはじめます。

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