黒島結菜が光に魅了された“名作照明”オタクに 『ハルカの光』2021年2月放送決定 

 黒島結菜と古舘寛治が共演するドラマ『ハルカの光』がNHK Eテレにて2021年2月に放送されることが発表された。

 本作は、「名作照明」の虜となった女性・ハルカの物語。幸福度が高いとされる北欧では、照明器具のデザインや光の質が尊重され、室内での「光」が暮らしのなかで大事な要素となっている。主にヨーロッパで発展し、インテリアを超え芸術品の領域に達したといわれる「名作照明」には「光と人間」の秘密が詰まっており、日本でもその価値が注目されている。

 宮城で漁師の娘として育ったハルカは、東日本大震災で、家や多くの友人をなくす。やがて東京に出たハルカは、名作照明を集めた専門店で、ある光に出会い、心を奪われ、店番として働くようになる。「照明なんてなんでもいい客」はお断り。その代わり光を求める人には心から接客し、その人の苦悩を晴らし、人生を照明で豊かにすることに使命を感じていく。

 主人公ハルカを黒島、名作照明を集めた専門店の店長・西谷を古舘が演じる。そのほか、イッセー尾形、塩見三省、渡辺大知、駿河太郎、内田慈、緒川たまき、田牧そら、山下容莉枝、甲本雅裕らがキャストに名を連ねた。向田邦子賞を受賞した矢島弘一が脚本を担当する。

黒島結菜(幸本ハルカ役)コメント

このドラマ『ハルカの光』は、震災によって心に傷を負ったハルカが、名作照明を集めたお店・エクラを経営している西谷さんと出会い、お店を訪れる人々との関わりの中で、少しずつ前を向いていくお話です。
脚本を読んだときに、私とハルカの根っこにあるなにかが近いなと思い、撮影をしていても自然と心が動いていて、ハッとしました。
古舘さんや各回ごとに訪れる素敵なゲストの方々とのお芝居は、楽しく、刺激的で、みなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。また、監督やスタッフの方々の照明に対する愛を感じられる現場で過ごすことができたのも、うれしい思い出です。
癒されたり、ちょっと勇気が湧いたり、好きな人を想ったり、とても温かいドラマになっています。そして、ありのままを受け入れることの素晴らしさを感じてもらえたらいいなと思います。

古舘寛治(西谷慎一役)コメント

撮影も終盤です。出突っ張りの黒島さんは十分に寝られない中、文句も言わず頑張ってきました。
Eテレではかなり稀有な本格ドラマだそうです。黒島さんの真っ直ぐで穏やかな、しかし芯のある人柄が作品を形作っていきます。
今回は父親役ではありませんが、この髭面のおっさんもそこにいい化学反応を作れていたら良いと思います。
大人も楽しめるものにしたいですね。震災10年をテーマにもしていて真面目さもあるけど、楽しくオシャレな(?)ものを目指してます。ゲストの方たちも素晴らしいメンバーです。出来上がりが楽しみです。

松原弘志(演出)コメント

人をしあわせにする光を見たい! 昼はオブジェで夜は照明、インテリアにして芸術品である名作照明。このドラマには世界の名作照明が勢ぞろいしています。そして店まで作ってしまいました。まるで世界中の名作照明をコレクションした小さな美術館。そこに命を吹き込むのがハルカ役の黒島さん、西谷役の古舘さん。ゲストも見逃せません。脚本の矢島さん、すべてのスタッフの愛情によって、チャーミングな作品が誕生します。照明バカ・ハルカを通して、震災10年の節目に、多くの人にしあわせの光を見て元気になってもらいたい。そんな想いで作りました。よろしくお願いします。暗いニッポンをハルカがパッと明るくするのだ!

■放送情報
Eテレ ドラマ『ハルカの光』
Eテレにて、2021年2月8日(月)19:25〜放送
作:矢島弘一
出演:黒島結菜、古舘寛治、イッセー尾形、塩見三省、渡辺大知、駿河太郎、内田慈、緒川たまき、田牧そら、山下容莉枝、甲本雅裕
制作統括:樋口俊一(NHK)、川崎直子(NHKエンタープライズ)、小川直彦(スパークル)
プロデューサー:長澤佳也、松原弘志
演出:松原弘志(1話、2話、5話)、長澤佳也(3話、4話)

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