若葉竜也×今泉力哉『街の上で』の新公開⽇が2021年4⽉9⽇に決定 深川麻衣ら著名人のコメントも

『街の上で』新公開⽇は2021年4⽉9⽇に

 公開延期となっていた映画『街の上で』の新たな公開⽇が、2021年4⽉9⽇に決定した。

 本作は、映画『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』『mellow』『his』と話題作を立て続けに発表する今泉力哉監督が、オール下北沢ロケで挑んだオリジナル脚本による長編映画。主演は『愛がなんだ』以来、今泉監督と2度目のタッグとなり、本作が単独初主演となる若葉竜也。若葉が演じる主人公・荒川青をめぐる“4人のヒロイン”として、『少女邂逅』の穂志もえか、『この恋あたためますか』(TBS系)の古川琴音、『お嬢ちゃん』の萩原みのり、新星・中田青渚が出演する。

 新たな公開日発表に伴い、深川麻衣、北原⾥英ら本作を鑑賞した総勢17名の著名人による応援コメントが寄せられた。

 さらに、製作陣の「2021年に向けて、2020年を少しでも前向きな気持ちで締め括れたら」という思いのもと、大晦日に一回のみの特別先行上映を立川シネマシティにて実施することも決定した。

映画『街の上で』予告編

コメント

佐久間宣⾏(テレビ東京プロデューサー)

とても笑えて、とても愛らしい。 下北沢で今すぐ飲みたくなっちゃうし、そこに⽣きてる⼈の呼吸が聞こえる。 関わってるものすべてを好きになっちゃう、魔法みたいな映画。 

燃え殻(作家/エッセイスト)

いつも通りの街で、いつも通りの会話と⾏き交う⼈々。 あの⽇に似た⾵が吹いていて、暑くもなくて寒くもなかった。 この映画の中の⽇常が、今はとっても愛おしくて懐かしい。 

深川⿇⾐(⼥優)

下北沢の街を歩いていたら、ふらっと古着屋に⼊ったら、 いつかどこかで彼ら、彼⼥らに会えるんじゃないかと思える。 全然知らない⼈達なのに前から知っていた気がする。 懐かしくて、恥ずかしくて、不器⽤で、何でもないときにふと思い出したら、くすっと笑えちゃうのに泣きたくなる。 ⽇常のあたたかさに包まれました。

北原⾥英(⼥優)

今泉監督は本当に『好き』の天才です。好きってこういうことだったなあっていうのを思い出させてくれます。映画の中で繰り広げられるリアルな会話は、まるで下北での⽇常を覗き込んでるかのようにリアル。そし て若葉さんの真っ直ぐさに、思わず映画館である⼈物と同じ顔をしてしまいました。これが『好き』か! と。 下北で恋したいんですけど、誰かいませんか?

マヒトゥ・ザ・ピーポー(GEZAN)

駅前には⽸ビールが転がり、さよならと⼿を振った後、吸わないのに服からタバコの匂いがした。今⽇もあの街の上で⼈間が⼈間をしてる。キレイになんて⽣きてたまるかと思ってる。

⽜丸ありさ(yonige)

わたしたちの⽇常は思っているより何もなくて、思っているより笑える。今度下北沢に⾏くときはきっと彼らの姿を探してしまうだろう。わたしの知らないどこかに、実在しているは ずだ。

Rachel(chelmico)

例えば80年代には80年代の、90年代には90年代の、その時にはその時の、その場所にはその場所の、気配 のようなものがあって。匂いとか温度とか⾔葉とか。そういうものを真空状態にしてそのまま密封したものが歴史になっていって、私や誰かの記憶になると思う。『街の上で』はそんな映画だと思いました。いつか今を思い返す⽇に、この映画があることで忘れないでいれるんだなって。初めて⾒るのにどうしてこんなに懐かしいんだろう。2010 年代後半……というか、もう2020年代か。私は下北沢に確かにいて、荒川⻘と何度もすれ違 っていた。ような気がする。街の上で。

曽我部恵⼀(サニーデイ・サービス)

ドキドキしてるうちに⽇が暮れるぼくらの⼈⽣。恋も愛もぎこちないけど、それだからこそ美しい。

末次由紀(漫画家)

登場⼈物は全員⽴場も性格も違うのに、全部⾃分のことのようだ。うまくできないことを⽰され続け、それでも「そんな君のそこがいい」と付箋でぺたぺた貼られるような物語。めんどくさい彼らが、友達としてそばに居続けてしまう物語。

⼩原治(映画館スタッフ)

⾃分の記憶とは別の回路から、この映画の中に流れている気持ちを思い出すことができる。きっと誰もが、別の誰かの⼀部でできている。僕もいつか死んで、別の誰かの⼀部になっていく。どこかの街ですれ違うそんな瞬間に向けて、今を⽣きようと思った。

⽮⽥部吉彦(東京国際映画祭シニア・プログラマー)

軽やかでキュートな作品なのに、脚本の絶妙さと、俳優の最良を引き出す演出⼒から、⽐類の無い個性を感じさせるのが今泉作品だ。佇むだけで哀感と困惑と興奮を演じ分ける若葉⻯也が今泉台詞を発する時、そこには恋を巡るあらゆる感情が渦巻いて⾒えるよう。なんて幸せな恋の渦巻き!

奥浜レイラ(映画・⾳楽パーソナリティ)

街に魅了された⼈々が、街と呼応しながら⽂化をつくる。カルチャーが⼈をつないでいく。下北沢で出会った⼈、もう会えなくなった⼈たちの顔が浮かんで、エンドロールに名前がなかったけれどあの⼦もきっとこの映画の中にいると思えた。こんなに愛おしい作品に出会ってしまったら、ますます下北沢を離れられないじゃないか!

⾨間雄介(ライター/編集者)

彼らは出会い、別れ、また出会う。この街の上で。 それだけかもしれないけど、そのすべてがここにはあるような気がする。 ただそれだけなのに、それ以上のことなどないんじゃないかと思ってしまう。

カツセマサヒコ(ライター/⼩説家)

⼈⽣で⼀番恥ずかしかった経験をエンドロールに忍び込ませたくなる。 僕の物語だったし、同じようにどこかの街の上で暮らす、誰かの物語でした。

能町みね⼦(エッセイスト/漫画家)

懐かしがったり、⾃分の思い出と照らし合わせたりしてたら、時間の概念なんて「いちばんどうでもいい」っ て⾔われてしまった。今泉監督の映画は⾃然のなかに急に不穏を混ぜてくる。

城定秀夫(映画監督/イハとは無関係)  

城定イハという冗談のような名前の⼩悪魔ちゃんに主⼈公と共にふりまわされ、質の⾼い笑いと摩訶不思議な 多幸感に圧倒され続ける130分を過ごしたのち「残りの⼈⽣、恋愛映画は今泉監督のだけ観ればいいや……」なんて、割と本気で思ってしまいました。

■映画『街の上で』二○二○年大晦日超特別先行上映
日程:12月31日(木)14:00台(予定)
会場:立川シネマシティ

■公開情報
『街の上で』
2021年4⽉9⽇(⾦)新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋⾕ほか全国順次公開
出演:若葉竜也、穂志もえか、古川琴音、萩原みのり、中田青渚、成田凌(友情出演)ほか
監督:今泉力哉
脚本:今泉力哉 、大橋裕之
音楽:入江陽
主題歌:ラッキーオールドサン「街の人」(NEW FOLK / Mastard Records)
配給:『街の上で』フィルムパートナーズ
配給協力:SPOTTED PRODUCTIONS
(c)『街の上で』フィルムパートナーズ
公式サイト:https://machinouede.com/
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