坂口健太郎、菅田将暉、山崎賢人らが続々とワイルド化? ひげ姿を披露する人気俳優たち

若手俳優が次々とワイルド化?

 さらに殻を破るという点では『35歳の少女』の坂口健太郎も大健闘している。どちらかというとクリーンなイメージが強く、真っ直ぐな青年を演じることの多かった坂口だが、本作ではこれまでと違った一面を見せる。『35歳の少女』で坂口が演じる広瀬結人は、小学校の教師時代に挫折を経験し退職。その後は「代行業」と称し、結婚式に親族のふりをして参列したり、恋人になりきってデートをして生計を立てていた。

『35歳の少女』(c)日本テレビ

 ひげを蓄えた姿は、人生に投げやりな結人役に非常によくマッチしており、坂口にとって新たな魅力を世に知らしめる絶好の機会となっただろう。他にも同じように『劇場』(2020年)でこれまでのイメージを刷新した山崎賢人や、『悪と仮面のルール』(2018年)、雑誌「アエラスタイルマガジンvol.49」(2020年発売)での吉沢亮など、新たな役に挑戦すると同時にひげ姿を披露した役者も多くいる。

『劇場』(c)2020「劇場」製作委員会

 今年は特に、“かわいい顔立ち”として認知されていた若手俳優が多数、ひげをたくわえた姿を見せていることもあり、この中から新たな“ワイルド系”俳優が輩出される可能性にも期待したい。若手一のワイルドキャラの栄冠は誰に輝くだろうか。

■Nana Numoto
日本大学芸術学部映画学科卒。映画・ファッション系ライター。映像の美術等も手がける。批評同人誌『ヱクリヲ』などに寄稿。Twitter

■放送情報
『35歳の少女』
日本テレビ系にて、毎週土曜22:00~22:54放送
出演:柴咲コウ、坂口健太郎、橋本愛、田中哲司、富田靖子、竜星涼、鈴木保奈美、細田善彦、大友花恋
脚本:遊川和彦
チーフプロデューサー:池田健司
プロデューサー:大平太、諸田景子
演出:猪股隆一ほか
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ
(c)日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/shojo35/
公式Twitter:@shojo35

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