中村倫也の甘い魅力は冬の季節によく似合う 『この恋あたためますか』で届ける“ときめき”
肌寒くなると恋しくなるのが中村倫也だ。色香溢れる芝居、優しく包み込むような声、中村の持つ魅力は冬の季節によく似合う。
10月20日よりTBS系にて『この恋あたためますか』が放送開始となる。本作はまさに、身も心も暖まりたい今の時期にぴったりの作品だろう。主演はNHK連続テレビ小説『エール』で関内家の三女、梅を好演中の森七菜。活動していたアイドルグループをクビになり、コンビニでアルバイトをする少女、井上樹木を演じる。そして主人公の相手役・浅羽拓実役を務めるのが、“ミミックオクトパス俳優”の異名を持つ中村倫也である。まだ10代である期待の若手女優と、芸歴15年の中村が織りなす甘いラブストーリーともなれば、いやがうえにも期待は高まる。
夢破れコンビニアルバイトをしている樹木と、ある日急接近するのが業界最下位のコンビニチェーン社長・浅羽である。「一番売れる」スイーツ開発を目指しながらも、2人の間には恋が芽生える。オリジナル脚本であることに加え、「スイーツ×ラブ」が持ち味となった本作は、まさに中村にとってうってつけのシチュエーションが揃っている。
中村はこれまでに、同枠で放送された『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)で主人公に恋をする元ヤン高校教師・山下一真を演じ、懐の深さが魅力的な“大人の男”を体現した。さらに『凪のお暇』(TBS系)での安良城ゴン役では、優しく穏やかで来るもの拒まずだが、実は天性の人たらしという個性的な役で中村の新たな魅力を開花させる。女性関係にだらしなく誠実さに欠けるものの、その実、憎み切れない「メンヘラ製造機」として主人公を狂わせていく。続いて『美食探偵 明智五郎』(日本テレビ系)では、満を持してゴールデン・プライム帯連続ドラマ初主演を果たす。探偵役として、犯人女性と健気な助手との狭間で揺れる恋心の機微を中村ならではの繊細な演技で魅せ、多くの視聴者を虜にした。
甘い魅力を表現させたら右に出るものはいないと感じさせるほど独特のオーラで人々を魅了する中村にとって、『この恋あたためますか』でのカリスマ性の必要な社長という肩書きに、スイーツの甘さがミックスされるという要素はまさにうってつけだろう。