ギャスパー・ノエ最新作『ルクス・エテルナ 永遠の光』、“狂気”と“混沌”の予告編公開

 「のむコレ2020」にて上映される映画『ルクス・エテルナ 永遠の光』のポスタービジュアルと予告編が公開された。

 本作は、アートと深い関わりを持ち続けるファッションブランド、サンローランのクリエイティブディレクター、アンソニー・ヴァカレロが「様々な個性の複雑性を強調しながら、サンローランを想起させるアーティストの視点を通して現代社会を描く」というコンセプトでスタートさせたアートプロジェクト「SELF」の1作として製作されたギャスパー・ノエ監督最新作。2019年の第72回カンヌ国際映画祭ミッドナイトスクリーニングにて上映され、賛否両論を巻き起こした。

 『ニンフォマニアック』のシャルロット・ゲンズブール、『ベティ・ブルー』のベアトリス・ダルが主演を務めるほか、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』より女優業にも進出するモデルのアビー・リー・カーショウや、ミカ・アルガナラズ、ルカ・アイザック、ポール・ハメリンといったトップモデルらがキャストに名を連ねた。

 公開されたポスタービジュアルでは、「ようこそ、混沌と狂気の撮影現場へ」というキャッチコピーとともに、柱に縛り付けられたゲンズブールと顔を隠したダルが、七色の炎に包まれるデザインとなっている。

 あわせて公開された予告編は2パターン。狂気編では、分割された画面の中で、火あぶりに関する会話から始まり、赤・緑・青の痛いほどビビッドな色彩とともに、2人が叫び狂う姿が描かれている。一方、混沌編では、同じような構成ながらも、ヴェルディのレクイエム「怒りの日」の音楽と共に、カール・テオドア・ドライヤーの映画『怒りの日』の火刑の映像が引用された混沌溢れるものとなっている。

ギャスパー・ノエ監督作、『ルクス・エテルナ』予告狂気編
ギャスパー・ノエ監督作、『ルクス・エテルナ』予告混沌編

■公開情報
「のむコレ2020」
10月9日(土)より、シネマート新宿、シネマート心斎橋にて一挙公開
鑑賞料金:一般・大学生・シニア:1,500円均一/リピーター割引:1,200円均一
公式サイト:https://www.cinemart.co.jp/dc/o/nomucolle2020.html

『ルクス・エテルナ 永遠の光』
監督:ギャスパー・ノエ
出演:シャルロット・ゲンズブール、ベアトリス・ダル、アビー・リー・カーショウ
配給:ハピネット
フランス/2019年/51分
(c)2020 SAINT LAURENT-VIXENS-LES CINEMAS DE LA ZONE

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