堤幸彦監督、『望み』での岡田健史の演技を絶賛 「誰にも代えられない存在感を持っている」

堤幸彦監督、岡田健史を絶賛

 ここでMCから「堤と石田が本当の夫婦だったら、互いに何を望むか?」との質問が。堤は「なんにもないです」と言いながらも、「たぶん一日に2、3回はおもしろをやってくれると思う。とんちんかんなところがあるので、それを期待して」とコメント。石田は「なんにもないなんて嘘、嘘!」と声をあげ、「よく撮影中に『ほんっとうに、手順を覚えない人だね』と言われていたので」と訴える。すると堤は「『こんな人いるんだぁ』って思ってるだけ」とサラリと返答。堤が、石田の忘れっぷりについて「天然記念物みたい」と話すと、石田も「やばいなと自分で思う」と反省しきりだった。

(左から)堤真一、石田ゆり子

 一方の石田は、「堤さんは、本当に楽しそうにいつも薪ストーブの話をされていて。だからもう薪ストーブの話をしないでいただきたいっていうのが私の願いです」と反撃。しかし、すぐに「冗談です」と軌道修正し、「私が何をやっても、どんとこいと受け止めてくれる。好きなようにやらせていただて感謝しています」とにっこり。堤は「こんな夫婦はいないです」と笑い飛ばした。

 続く岡田は「2人が両親だったら何を望む?」との問いに「堤さんがお父ちゃんだったら、薪ストーブで隙なく家を暖めてほしい」とリクエスト。すると堤は「暖まるのよ」と興奮気味で、「ピザも作ってあげるから。薪のところで!」と、その後も薪ストーブの素晴らしさについて熱弁していた。

岡田健史

 また「石田さんがお母ちゃんだったら、眠れない夜にクラシックギターを弾きながら、僕を眠らせてほしい」とおねだり。石田は「なんてことでしょう」と驚き、「こんな息子がいたら、やりますよ毎日」と快諾。岡田は「石田さんのクラシックギターに、堤さんの薪ストーブの暖かみを感じながら……絶対に眠れると思います!」と嬉しそうだった。

 「今の願い」を聞かれた堤は、「(子どもに会えるから)早く家に帰りたい」、石田は「海外に普通に行けたり、海外の人が日本に来られる日が早く来ないかな」と話し、岡田も「コロナの終息」と回答。「世界中の誰しもが、家族のありがたみを突きつけられたと思う。そういう時代に、『望み』という家族のストーリーを出す意味があると思うので、少しでも世の中の救いになる作品になってくれたら」と続けると、堤監督は「すごく真面目な人なんだね」と感心していた。

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 最後に堤は「いろんな視点で観られる映画だと思います。それぞれの視点で観ていただければ」、石田は「1秒の間にみんなの気持ちが詰まっていて、あっという間に見終わってしまうと思います」、岡田は「この作品を観終わった後に、ご両親やお子さん、家族を思い出して、家族を愛でる時間を設けてくれることを望みます」、堤監督は「この映画のどこかに、ご覧になるみなさんが所属していると思います。そのくらい心に刺さりたいと思って作りました」と挨拶し、イベントを締めくくった。

■公開情報
『望み』
10月9日(金)全国ロードショー
出演:堤真一、石田ゆり子、岡田健史、清原果耶、加藤雅也、市毛良枝、松田翔太、竜雷太
監督:堤幸彦
原作:雫井脩介(角川文庫刊)
脚本:奥寺佐渡子
音楽:山内達哉
主題歌:森山直太朗「落日」(UNIVERSAL MUSIC)
配給:KADOKAWA
(c)2020「望み」製作委員会
公式サイト:nozomi-movie.jp

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