『楢山節考』『武士道残酷物語』のデジタル上映決定 パルムドールと金熊賞のトロフィー展示も

『楢山節考』『武士道残酷物語』のデジタル上映決定 パルムドールと金熊賞のトロフィー展示も

 今村昌平監督作『楢山節考』と今井正監督作『武士道残酷物語』が、7月3日から16日にかけて丸の内TOEIでデジタル上映されることが決定した。

 『楢山節考』は、第36回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールに選出された今村監督作品。原作は、昭和31年中央公論新人賞を受賞した深沢七郎の名作で、信州の山深い寒村を舞台に、七十歳を目前にした老女が、土地の習わしに従い雪の降る日、息子に背負われて楢山に捨てられに行く……死を目前にした人間の生き方を土俗的な哀切の中に描いた。緒形拳が主人公の辰平に扮し、ヒロインのおりん婆さんを坂本スミ子がメイクで老女に扮し演じた。

 『武士道残酷物語』は、第13回ベルリン国際映画祭にて最高賞の金熊賞に選出された今井監督作品。今井監督と中村錦之助が初タッグを組み、南条範夫原作の『被虐の系譜』を映画化した。日本人が自分の本当の判断を獲得するまでの長い残酷の歴史を描く。中村が七代にわたる武家の主人公を演じて戦国時代の武士から太平洋の華と散る特攻隊員、現代のサラリーマンまで七変化する。

 鑑賞料金は、1100円(一般・シニア)。なお、作品のデジタル上映にあわせて、丸の内TOEIの劇場ロビーにて、両作品のトロフィーが展示されることも決定した。東映本社内に所蔵されていない最高賞のトロフィーが2つとも邂逅するまたとない機会となる。

Arrow
Arrow
金熊賞とパルムドールのトロフィー - (c)東映
ArrowArrow
Slider

■公開情報
『楢山節考』
7月3日(金)〜7月16日(木)丸の内TOEIにて上映
監督・脚本:今村昌平
原作:深沢七郎
企画:日下部五朗
出演:緒形拳、坂本スミ子、清川虹子、倍賞美津子
封切:1983年4月29日
配収:10億5000万円
(c)今村プロ・東映

『武士道残酷物語』
7月3日(金)〜7月16日(木)丸の内TOEIにて上映
監督:今井正
原作:南条範夫
出演:中村錦之助、有馬稲子、岸田今日子
封切:1963年4月28日
配収:2億7500万円
(c)東映

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「映画情報」の最新記事

もっとみる