安達祐実が語る、仕事とプライベートに子役時代から現在まで 「隠したり誤魔化したりはしたくない」

安達祐実、子役時代からプライベートまで語る

「『主に泣いてます』に出演してからは何でもできると思うようになった」

ーーもう撮影はすべて終えられているそうですが、改めて初の本人役を振り返っていかがですか?

安達:まず、自分自身を演じることが他の役をやるときとどう違うのか、その難しさに触れることができたこと自体が、今後の自分の成長に繋がると思いました。あと全体を通して、感情に深く切り込んでいく場面もたくさんあったので、お芝居をするときにどう心を開放するかを考えることも多くて。今までやってなかった新たな方法を見つけられた気がするので、もちろんいつでもそういう状態に持っていけるかという難しさはありつつも、今後また違う役をやるときに楽しめたり、今までとは違うアプローチもできそうな予感がしています。

ーー最近は様々な作品でその活躍を見かける機会が多い印象ですが、今年で芸歴が36年目というのも驚きです。

安達:振り返ってみると、10代のときは本当に難しくて、自分は成長していっているけれど、でも大人にはなりきれていないし、思春期の中途半端なところをそのまま何の策略もなく露呈していた、ちょっと痛々しい時期でもあったと思うんです。20代は、前半で最初の結婚と出産を経験して、そこからまたちょっと自分の行きたい方向とは違う方向に行きそうになったような時期もあって。でも、自分がやりたいのはやっぱり役者の仕事だったので、そっちに自分を引き戻していく作業を、20代の最後の方からやってきたんですよね。

20200424-adachisan-sub11
20200424-adachisan-sub14
20200424-adachisan-sub12
20200424-adachisan-sub10
previous arrow
next arrow
20200424-adachisan-sub11
20200424-adachisan-sub14
20200424-adachisan-sub12
20200424-adachisan-sub10
previous arrow
next arrow

ーーその中で転機となったような作品はありますか?

安達:今いただけている役柄の幅を考えると、その幅を作ってくれたのは、東村アキコさん原作のドラマ『主に泣いてます』(フジテレビ系)ですね。どコメディをやったのがその作品が初めてで、ものすごくぶっ飛んだキレキレの役をいただいたので、それをやってからは何でもできると思うようになりました。それまでは悲しい役が多かったんですけど、『主に泣いてます』で演じた青山由紀子は、表面的に怒りを爆発させたり、すごく面白いことを言ったりする役だったので、自分はそっちの方向にも振れる可能性があると気づかせてもらいました。

ーーこの作品でまた新たな一面が見られることに期待しています。最後に、今後のビジョンがあれば教えていただきたいです。

安達:何か「こういう役をやりたい」というのは特にないんですけど、一つに偏りたくないなとは思っているので、いろんな役をやりたいなと思っているので、垣根なくいろいろ挑戦していけるのが理想ですね。あとはやっぱり、自分が「一緒に仕事をしたい」って思う人たちと仕事をするのが幸せなので、そういう人とのつながりやセッションする感じを今はすごく大事にしているんです。なので、それはこれからも続けていければいいなと思っています。

■放送情報
ドラマ25『捨ててよ、安達さん。』
テレビ東京、テレビ大阪ほかにて、毎週金曜深夜0:52〜1:23放送
ひかりTV、Paraviにて、毎週金曜23:00〜 ※毎放送1週間前から先行配信
出演:安達祐実、川上凛子、⻄村晋弥、臼田あさ美、梶原ひかり、片桐はいり、加藤諒、貫地谷しほり、北村匠海、早織、じろう(シソンヌ)、徳永えり、戸塚純貴、松本まりか、YOU、渡辺大知
監督:大九明子、成瀬朋一、林雅貴
脚本:下田悠子、大九明子
音楽:侘美秀俊
プロデューサー:漆間宏一(テレビ東京)、加藤伸崇(S・D・P)、坪ノ内俊也
制作:テレビ東京、S・D・P
(c)「捨ててよ、安達さん。」製作委員会
公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/suteteyo_adachisan/
公式Twitter:@suteteyo_adachisan
公式Instagram:@suteteyo_adachisan

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる