ムロツヨシ、大泉洋×福田雄一『新解釈・三國志』で諸葛亮孔明に 撮影風景捉えた特別映像も
福田雄一が監督、大泉洋が主演を務める『新解釈・三國志』の公開日が12月11日に決まり、ムロツヨシ、橋本さとし、高橋努の出演が発表された。
およそ1800年前、西暦約200年の中国・後漢の時代を舞台に、魏、呉、蜀の3国が中国の覇権を巡り群雄割拠していた史実をまとめた書物『三國志』。魏の曹操、呉の孫権、蜀の劉備玄徳をはじめ、中華統一を目指す、一癖も二癖もある個性豊かな武将が登場し戦うことから、日本でも小説や漫画、そしてゲームなど多くのコンテンツが作られてきた。今回、そんな『三國志』が、ドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)、映画『銀魂』シリーズの福田監督によって新解釈で映画化される。
主演を務める大泉が演じるのは、「蜀」の武将・劉備玄徳。「劉備玄徳を大泉さんがやらないんだったら、これはもう全然やる必要のないものだという感覚でした」と福田監督に言わしめた大泉が福田監督と初タッグを組む。
そして今回、蜀を導く天才軍師・諸葛亮孔明役でムロ、劉備と共に「桃園の誓い」で義兄弟となる誓いを結び、仁義に生きる豪傑・関羽役で橋本、超怪力の猛将・張飛役で高橋が出演することが発表された。
ムロが演じるのは、蜀のために采配を振い、明晰な判断力と予見力で敵を翻弄し、戦場に神算を描くカリスマ軍師として歴史上名高い諸葛亮孔明。しかし、映画化発表時には、大泉に「めちゃくちゃ軽い諸葛亮」と言わしめた、まさに“新解釈”された新しい諸葛亮孔明を演じる。劉備が諸葛亮を仲間に加えるために、3度も家を訪ねたと逸話のある「三顧の礼」は、福田流・新解釈ではどのように描かれているのか。
さらに、メイキングを収めた特別映像も公開。それぞれの登場人物のビジュアルと撮影現場での様子が映し出されている。クランクインのシーンでは、「あんまないっすよ(クランク)インのファーストカットこんなに楽しいの」と楽しそうに話す福田監督に「難所は超えました」と大泉がコメントし、難しいシーンを乗り切った空気が伝わってくる。
コメント
ムロツヨシ
ムロくんの役は諸葛亮孔明です。と福田監督に言われました。本気ですか?と聞きました。本気、大丈夫、劉備役を大泉洋さんがやるから。と答えがきました。肩に力入れまくってガチガチの投球フォームで全力投球します。とお応えしました。うん、普通に投げて。と返ってきました。こんな時代にお届けしたい喜劇。みんなで映画館で笑おう。笑いに来てください。笑ってください。だから皆さん、それまで、どうか、笑っていてください。
橋本さとし
いよいよ『新解釈・三國志』上映ですか! 思い返せば、福田さんが演出していたミュージカルの稽古中に呼び出され、ダメ出しでも食らうのかと思ってビビっていたら、「三國志の関羽やりますぅ?」「あ、やりますぅ」という感じでいただいた役……が、関羽って三國志で唯一神格化されてる武将ではないですか!! これは気合いを入れなくてはと鼻息も荒く現場に入りましたよ。はい。ところがピリピリ感は皆無。ワンカットごとに監督の笑い声が響く。そこに大泉さんのゆるい空気感が相まってなかなか居心地のいい現場でした。まあ、福田さんは他力本願……いや失礼! 福田さんはスタッフにも役者にも絶対的な信頼を寄せていて、各々が最高の仕事をするのをガハガハ笑って見ているという感じ。まるでニコニコしたジャイアン!まさにプロフェッショナルな福田組でした。
高橋努
念願の福田組は狙っていくとウケないし、全然駄目だと思ったらオッケー出るし、わからないけど監督笑ってるし、三國志だから現場は遠いし、だけど中国じゃないし、役がデブの設定だし、肉襦袢は暑いし、装備は重厚だし、顔じゅう毛がモジャモジャだし、指と手にもモジャモジャつけるし、それでアクションやるの大変だし、馬に乗るの難しいし、初日から長台詞を長兄(劉備)と兄者(関羽)と合わせて言わなきゃいけないし、全然合わないし、でも監督オッケー出すし、めっちゃ笑ってるし、長兄はずっとグチグチ言ってるし、兄者は変なリアクション唐突にするし、皆さんの芝居に笑い堪えるの必死だし、監督めっちゃ笑ってるし、その笑い声聞こえてくるし、今回の自分のスタンスをムロ君に相談したら皆にバラされて恥ずかしいし、いやぁ、実に楽しかった。
■公開情報
『新解釈・三國志』
12月11日(金)全国東宝系にて公開
脚本・監督:福田雄一
出演;大泉洋、ムロツヨシ、橋本さとし、高橋努
配給:東宝
(c)2020「新解釈・三國志」製作委員会
公式サイト:shinkaishaku-sangokushi.com
公式Twitter:@new_sangokushi