孤独な映画監督が母に思いを馳せる P・アルモドバル監督作『ペイン・アンド・グローリー』予告編

孤独な映画監督が母に思いを馳せる P・アルモドバル監督作『ペイン・アンド・グローリー』予告編

 6月19日公開の映画『ペイン・アンド・グローリー』より、予告編が公開された。

 ペドロ・アルモドバル監督自身のキャリアにおける葛藤も含め、自伝的な要素もある本作。主演のアントニオ・バンデラスが映画監督役を演じ、昨年の第72回カンヌ国際映画祭で主演男優賞を初受賞、第92回アカデミー賞主演男優賞にノミネート入りも果たした。さらに、アルモドバル監督のミューズであるペネロペ・クルスも出演し、スペインの日差しの下で献身的に息子を育て、家族を明るく支える母親役を演じている。

 脊椎の痛みから生きがいを見出せなくなった世界的映画監督サルバドール(アントニオ・バンデラス)は、心身ともに疲れ、引退同然の生活を余儀なくされていた。そんななか、昔の自分をよく回想するようになる。子供時代と母親、その頃移り住んだバレンシアの村での出来事、マドリッドでの恋と破局……。その痛みは今も消えることなく残っていた中、32年前に撮った作品の上映依頼が届く。思わぬ再会が心を閉ざしていた彼を過去へと翻らせる。

ペドロ・アルモドバル監督最新作『ペイン・アンド・グローリー』予告編

 公開された予告編では、創作意欲も果て、「ただ生きている」と語るサルバドールが、幼い頃の記憶を辿っていく様子が映し出されている。

 予告編にも流れる、イタリアの人気女性シンガーのミーナが歌う「Come sinfonia」は、本編では幼少時代の水彩画のスケッチシーン全体に流れる。アルモドバル監督はミーナについて、「ミーナの存在感は私を感動させてくれる芸術家であり、家族のような存在。そしてこの曲は1960年代の上品さ、何もすることのない楽しい夏の感覚を表現している」と語っている。

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■公開情報
『ペイン・アンド・グローリー』
6月19日(金)、TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国ロードショー
脚本・監督:ペドロ・アルモドバル
出演:アントニオ・バンデラス、アシエル・エチェアンディア、レオナルド・スバラーニャ、ノラ・ナバス、フリエタ・セラーノ、ペネロペ・クロス
配給:キノフィルムズ/木下グループ
2019/スペイン/スペイン語/113分/5.1ch/カラー/アメリカンビスタ/原題:Dolor y Gloria/字幕翻訳:松浦美奈/R15+
(c)El Deseo.
公式サイト:pain-and-glory.jp

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