アンブリン映画からの影響も!? 『スケアリーストーリーズ』監督のインタビュー映像公開
2月28日に全国公開される『スケアリーストーリーズ 怖い本』より、アンドレ・ウーヴレダル監督のインタビュー映像が公開された。
『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロが企画・製作し、ストーリー原案を担当した本作は、累計700万部もの売り上げを誇る児童書シリーズが原作のホラー映画。アメリカ郊外の架空の町ミルバレーを舞台に、町外れの幽霊屋敷で見つけた一冊の本が巻き起こす恐怖を描く。
『トロール・ハンター』『ジェーン・ドウの解剖』などを手がけたウーヴレダル監督の作品について、製作を務めたデル・トロは、「怖いのが楽しい映画なんだ。キャラクターに対して素晴らしいセンスを持っていて、ユーモアのセンスも見事で、映画のテンポ感覚も最高なんだ。それにもちろん、すごく怖い」と語る。
公開された映像は、「今作を任せられる監督は彼しかいない」とデル・トロから監督に大抜擢されたウーヴレダル監督のインタビュー映像。「僕にとって『スケアリーストーリーズ 怖い本』は、この時代のホラー映画と、僕が観て育った現実に身を置いていて、リアルなキャラクターが大きな問題に立ち向かう昔のアンブリン映画の融合みたいな感じなんだ」と、『E.T.』『グレムリン』『ジュラシック・パーク』などを生み出したスティーヴン・スピルバーグが1982年に設立した製作会社「アンブリン・エンターテインメント」からエッセンスを抜き出したことを明かす。
また、初のコラボレーションとなったデル・トロについては「最高」と礼賛し、「物語を伝える名人で、この数ヶ月彼から多くを学んだ。ストーリーを分かりやすく伝える方法や、人物にどう命を吹き込むかなど理解している。彼が大好きなモンスター系に関しての才能は誰が見ても分かるから言うまでもないし、彼は完璧を求め、鋭い感覚で全てを高めるんだ。だから彼には驚かされるよ。デル・トロは本当に凄い人だよ」とウーヴレダル監督にとっては驚くべき存在でもあったと語る。
最後に観客に楽しんでもらいたいポイントとして、「一番は観る人が心底楽しんでくれることを願っている。共感できる登場人物や、全編を通して失われないユーモアや、ユニークでサスペンスがあって面白く素晴らしいシーンの数々などを観てもらってね。言うまでもなく何より先にホラー映画だから2時間怖がらせることができたらいいけど。普通のホラー作品よりも、大きなスケールでありながらも普遍的な作品だと感じてくれるといいね」と本作に込めた思いとともに、アピールした。
■公開情報
『スケアリーストーリーズ 怖い本』
2月28日(金)新宿バルト9ほか全国公開
監督:アンドレ・ウーヴレダル
ストーリー原案・製作:ギレルモ・デル・トロ
原作:アルビン・シュワルツ『スケアリーストーリーズ 怖い本』シリーズ
出演:ゾーイ・コレッティ、マイケル・ガーザ、ガブリエル・ラッシュ、オースティン・エイブラムズ、ディーン・ノリス、ギル・ベローズ、ロレイン・トゥーサント
配給:クロックワークス
2019/アメリカ/英語/108分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/原題:Scary Stories to tell in the dark/字幕翻訳:金関いな
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