横山裕、キザなセリフからアクションまで振り幅の広い演技を披露 『絶対零度』いよいよ最終章へ
沢村一樹が主演を務める『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(フジテレビ系)が、2月17日に第7話を迎えた。
第1話の井沢(沢村一樹)から、山内(横山裕)、小田切(本田翼)、香坂(水野美紀)、加賀美(柄本明)、吉岡(森永悠希)と順に巡ってきた主要キャストのメイン回は第6話で幕を閉じ、第7話は次回からスタートする最終章へのブリッジと言える物語となった。
過去、現在、未来が交錯するシーズン4は、第7話までの時点で多くの伏線が張り巡らされている。未来軸として第1話から示されていた東京サミットの開催がついにミハンチームの会話の中にも登場。香坂は、ミハンも警備計画に協力すること、ミハンの重要性を世界にアピールするいい機会であることを提唱する。ミハンの法制化実現を前に、まさか自分が亡くなる悲惨な未来が待っているとは知らず……。
また、井沢の妻と娘を殺した犯人が宇佐美(奥野瑛太)とは別にいることが以前から仄めかされていたが、その真犯人の存在が第7話ではっきりと提示される。過去に、井沢は宇佐美に指示していた警察庁次長・町田(中村育二)と接触しているが、その際に宇佐美より先に家族を殺した“先客”がいたことを聞いていたようだ。妻と娘の血痕が付着したナイフを井沢に送りつけたのも、その真犯人。宇佐美は井沢に「いずれ一線を越える」と彼の底で眠る狂気が暴れ出すことを予告していたが、その真犯人の存在を知っていたからなのだろうか。香坂も「彼が闇に落ちるのだけは防ぎたい」と心配しており、井沢を監視する立場にある山内が鍵を握っている。
そんな山内の過去の上司が、第7話では事件のターゲットに。大手フィットネスクラブの社長・仁科(佐藤江梨子)が狙う科学捜査研究所の主任研究員・真鍋(宮川一朗太)は、10年前、山内と捜査をともにしていた。完璧な鑑定結果を出すためならどんな手間も惜しまない、被害者のために真実を追求していた人物。真鍋の弱みを握っていた仁科は言葉巧みに彼を追い詰め、タバコに混入した毒物で真鍋を毒殺。一歩間に合わなかった井沢、そして山内は憤慨し仁科を睨みつける。証拠が消失してしまっているため、仁科の犯行を立証することは困難となるが、彼女が何者かに射殺され物語は終わりを迎える。町田を殺した犯人同様、今後の展開の中で明らかになっていくだろう。