シャーリーズ・セロンがテレビキャスターに 『スキャンダル』新スチール公開

C・セロン主演『スキャンダル』新スチール

 2020年2月21日に公開となる『スキャンダル』より、新たな場面写真が公開された。

 本作は、2016年にアメリカニュース放送局で視聴率No.1を誇る「FOXニュース」で実際に起きたスキャンダルを描いた社会派ドラマ。クビを言い渡されたベテランキャスターのグレッチェン・カールソンが、TV業界の帝王と崇められる同社CEOのロジャー・エイルズを告発。局内は騒然とする。看板番組を背負う売れっ子キャスターのメーガン・ケリーは、自身の成功までの過程を振り返り、心中穏やかではなくなっていた。一方、メインキャスターの座を狙う貪欲な若手のケイラ・ポスピシルは、ロジャーに直談判するための機会を得る。

 この事件を葬ってはならないと決意した『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のアカデミー賞受賞脚本家・チャールズ・ランドルフがシナリオを書き上げ、映画化が実現。『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』のジェイ・ローチが監督を務めた。

 メーガン・ケリーを演じるのは、『モンスター』『アトミック・ブロンド』のシャーリーズ・セロン。本作ではプロデューサーも兼任している。グレッチェン・カールソンには『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』のニコール・キッドマン、ケイラ・ポスピシルには『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のマーゴット・ロビーが扮している。

 公開された場面写真では、セロンがキャスターとして登壇する姿や、ジョン・リスゴー演じるロジャーと話す様子が切り取られている。

 自身が演じたケリーについて、セロンは「テレビや彼女の発言などあらゆることを知っていたので、役をつかむのにとても時間がかかった。でもメーガンの本やインタビューを読んで、本当の彼女は複雑で傷つきやすい人だとわかり、少し彼女を近くに感ることができました」とコメント。

 また、プロデュースについては「今は多くの勇敢な女性たちが自らの経験を共有するようになった。タイムズアップやMeTooなどのムーブメントのおかげで、セクハラはシステム全体の問題であり、きちんと向き合う必要があるとみんなが悟っている。だからこそ、この映画を今作るのはとてもとても大事なことだった」と語った。

 セロンについて、本作の脚本を務めたランドルフは「彼女はプロデューサーとしても実質的にリーダーだし、実際にスクリーン上に登場し、演技をするという意味でも、この作品のクリエイティブ面における主な原動力でもある。彼女が出演しないシーンの撮影にも現場に来て、モニターを見ながら我々に気になった点を伝えに来るし、どんな偉大なクリエイティブ・ディレクターよりも、積極的に作品作りに関わっているよ」と称賛した。

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■公開情報
『スキャンダル』
2020年2月21日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
出演:シャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビー、ジョン・リスゴー
監督:ジェイ・ローチ
脚本:チャールズ・ランドルフ
配給:ギャガ
原題:Bombshell/2019/アメリカ・カナダ/カラー/シネスコ/5.1ch デジタル/109 分/字幕翻訳:松浦美奈
(c)Lions Gate Entertainment Inc.

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