『同期のサクラ』高畑充希が灯し続けた火 ナイスショットでまるで最終回と思いきや……

『同期のサクラ』まるで最終回と思いきや……

 「私はこれからも北野サクラであり続けます」という宣言に続く、「じゃあ、また明日」といつもの別れの挨拶。同期との集合写真、「いいです。非常にいい!」とサクラの名言が復活すると、一瞬「あれ、最終回?」というハッピーエンドのような高揚感がある。そこに訪れるのが、黒川からの花村建設への誘いだ。

 もちろん、花村建設に復帰することは、サクラにとっては願ったり叶ったりのことだ。次回、サクラは黒川のもとで新規プロジェクトのリーダーに任命される。力、つまり権力を持ったサクラ。これまで研修生、または平社員の身分で意見を言っていたサクラが、権力を持つとどうなるのか。同期からの連絡よりも仕事を優先し、徐々に変わっていくサクラに待ち受けていたのは、本当の孤独だった。2009年から10年間の歳月を描いてきた『同期のサクラ』。あらすじには、2020年4月、満開の桜の下に集まった同期たちが「まさか、最後にあんなことになるとは」とサクラの激動の人生を振り返る、とある。サクラは最後にどんな答えを、メッセージを我々に投げかけるのか。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

■放送情報
『同期のサクラ』
日本テレビ系にて、毎週水曜22:00〜放送
出演:高畑充希、橋本愛、新田真剣佑、竜星涼、岡山天音、相武紗季、椎名桔平
脚本 : 遊川和彦
チーフプロデューサー : 西憲彦
プロデューサー : 大平太、田上リサ(AXON)
演出 : 明石広人、南雲聖一
制作協力 : AXON
製作著作 : 日本テレビ
(c)日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/sakura2019/
公式Twitter:https://twitter.com/douki_sakura

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