まだ今週もくっつかない? 中川大志、『G線上のあなたと私』の恋の進展に「散々僕もツッコミました」

中川大志、『G線上』で「人間の勉強」

「ラストは、也映子さんと理人らしいラブラブが見たい」


――今回は、いくえみ綾さんの原作マンガを読まずに挑まれたとお聞きしました。何か意図があったのでしょうか?

中川:原作があるものに関しては、いろいろなやり方を試してみようと思っていて、読むときと読まないときと両方あるんですが、今回は、自分で考えて、自分で作っていくという分量を増やしたかったんです。理人のキャラクターが、原作にはある意味で答えとして出ちゃっているので。台本の情報量だけで、どこまで膨らませられるかを今回の課題としてやろうと思っていました。脚本のなかで文字になっていない部分も読み取れるようになりたくて。

――では、大きな話題を呼んだ壁ドンならぬ“シャッタードン”の台本を見たときは、いかがでしたか?

中川:「きゃーっ!」って声出ました(笑)。毎回台本を読むときは、本当に少女マンガを読んでいるときみたいな気分なので、個人的にこういうラブストーリーを見るのは好きなんですよ。で、普通に楽しんだあと「あ、そういえば自分がやるんだった」って(笑)。これを僕らがやって、テレビの視聴者の方にも同じように感じてもらいたいと、台本からプレッシャーを貰えるのはすごく幸せなことだと思いましたね。トータル的にすごく狭い世界観の話だからこそ、ニオイとか温度が伝わってくるくらいの細かなところを表現していきたいと思っています。

――あのシーンでは、もう理人の熱い吐息が画面を伝わってくるようでドキドキしました。実際に演じてみた感想は?

中川:最初台本には「壁ドン」って書いてあったのに、現場に行ったらシャッターの前だったんですよね。シャッターって、弾むんですよ。壁と違って手で押し込むとボヨンボヨン動いちゃって。しかも、ガシャーンって結構な音も鳴って。だから、実際にはちょっとした事故感がありました(笑)。

――では、桜井ユキさん演じる眞於先生に「時間を無駄にすることになります」と、バシッとフラれたときはいかがでしたか?

中川:ちょっと考えてくれてもいいじゃんって。1回持ち帰ってもいいじゃんっていう気持ちにはなりました。あれは、落ち込みますよ、男としては。だって、男から気持ちを伝えるって一大事なので。それは、もうちょっと考えるフリでもしてほしいって思っちゃいました。恋愛の可能性を抜きに関係は継続してきましょうっていうスタンスは、「理人キツイよな、わかるわー」って思っていました。

――そこから也映子さんの言う「人間愛」への移り変わりで意識したことは?

中川:でも、也映子さんも言っていたけど、それも優しさというか。ときに残酷なことが、その人への優しさだったりもするっていう部分を、明確にしたんですよね。そこまでいけたときに、本当の意味で吹っ切れる、進めたんだなって、7から8話のところで描けたらいいなと。6話はまだ「ほっとけないの正体」問題にグチャグチャでしたけど(笑)。

――原作も台本も、エンディングまで読んでいないという中川さんが、期待するラストは?

中川:想像つかないんですよね。也映子さんと理人がラブラブしてる感じが。でも、自分でやってて思ってましたけど、相当焦らして引っ張って引っ張って、ここまできたじゃないですか(笑)。「まだ今週もくっつかないですか?」って、台本読みながら散々僕もツッコミましたからね。だから、想像できないですけど、也映子さんと理人らしいラブラブが見たいなと思います。あのふたりが、ここまで来たか! というような最終回にしたいです。ワンクール見続けてよかったなと思ってもらえるようなラストになるよう、僕もちゃんと最後まで演じたいと思います! あ、あとバイオリンは最後までちゃんと弾いてるので、そこも注目してくださいね(笑)。

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(取材・文=佐藤結衣/写真=池村隆司)

■放送情報
火曜ドラマ『G線上のあなたと私』
TBS系にて、毎週(火)22:00~22:57放送
出演:波瑠、中川大志、松下由樹、桜井ユキ、鈴木伸之、真魚、滝沢カレンほか
原作:いくえみ綾『G線上のあなたと私』コミックス全4巻(集英社マーガレットコミックス刊)
脚本:安達奈緒子
演出:金子文紀、竹村謙太郎、福田亮介
チーフプロデューサー:磯山晶
プロデューサー:佐藤敦司
製作:TBSスパークル、TBS
(c)TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/gsenjou/

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<応募締切>
12月17日(火)

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