戸田恵梨香×大島優子×林遣都、絶妙な幼馴染の関係性 『スカーレット』動き出した陶芸家への道
『スカーレット』(NHK総合)第6週「自分で決めた道」では、喜美子(戸田恵梨香)が大阪から信楽に帰郷し、新しい道を歩み始める。
膨らんだ実家の借金を返済するため再び信楽に帰ってきた喜美子。それは、絵の学校に通いながら荒木荘で働くという想像するだけで楽しくてワクワクする道を諦め、自分がどうなっていくか想像のつかない勇気のいる道だった。
照子(大島優子)の実家の丸熊陶業で働くことになった喜美子。新たな仕事は、社員食堂のお手伝い。そこで絵付け職人の作業場を訪れる。高級品とされている絵付けの火鉢は、手強い親方・城崎(渋谷天外)がおり、関係者以外立ち入り禁止としている厳正な環境で制作を行われている。追い払われる喜美子だったが、初めて見る光景に心はワクワクしていた。
以前から関係性がこじれていたことから丸熊陶業はとうとう城崎組を切ることに。そこで喜美子は絵付け職人に自ら立候補する。男の世界だと照子から反対をされるが、喜美子にとってそれは婦人警官を目指していた照子と同じ願望。どうなるか分からない勇気のいる道は、キラキラと輝く道に一変していく。翌朝、作業場に現れたのは新しい絵付け職人の深野心仙(イッセー尾形)。高名な日本画家だというが、城崎組が纏っていた雰囲気とは逆のくしゃみが止まらない、少し心配な風貌だ。