横浜流星&木村拓哉、方向性が全く異なる2人の料理男子 根底に共通する思いとは?

横浜流星&木村拓哉、2人の料理男子

 日常ドラマの中の料理男子にスポットが当たっている今秋だが、同クールで王道の料理ドラマとして筆頭に挙げられるのは『グランメゾン東京』(TBS系)だろう。主人公は木村拓哉演じる天才シェフ、尾花夏樹。夏樹はパリの超有名店でシェフとして名を馳せていたが、あるトラブルを起こしレストラン業界にいられなくなってしまった。3年後、食べるだけで調理方法がわかる超味覚の持ち主・早見倫子(鈴木京香)に出会い、ミシュラン三ツ星を目指しレストラン「グランメゾン東京」を開くことを決意する。

『グランメゾン東京』(c)TBS

 鶏肉のトマト煮込みや肉じゃがとはわけが違う、超高級本格フレンチだ。料理男子ステキ〜! なんてヘラヘラ思っていた矢先、ガチガチに「ホンモノ」の料理ドラマもぶつけてくるものだから驚く。

 料理は芸術なのだと、『グランメゾン東京』を観ていると思い知る。食材と向き合い、楽器を奏でるように腕をふるう真剣な眼差し。一品一品絵を描くように盛りつける繊細な手つき。さすがキムタク、手際の良さもホンモノだ。自分の腕に絶対的な自信を持ち、だれもが納得する料理を作る夏樹の圧倒的主役感は料理シーンにも凝縮されていて、思わず画面に釘付けになってしまう。

 家族のために日々料理を作る藍と、世界一のグランメゾンを目指す夏樹。置かれている状況も何もかもかけ離れているように見えて、ふたりの根底には共通の思いがある。それは、自分の料理を食べてくれた人に「おいしい」と喜んでもらうこと。きっとドラマを観たあとに、心を込めて作られたご飯が食べたくなるだろう。

■ネネネ
1994年生まれ。東京在住のライター。好きな映画ジャンルはホラーとサスペンスだが、おばけ屋敷には入れない。Twitter

■放送情報
金曜ドラマ『4分間のマリーゴールド』
TBS系にて、10月スタート 毎週金曜22:00~22:54
原作:キリエ『4分間のマリーゴールド』(小学館ビッグスピリッツコミックス刊)
出演:福士蒼汰、菜々緒、桐谷健太、横浜流星
脚本:櫻井剛
演出: 河野圭太
プロデューサー:橋本芙美
製作: 共同テレビ、TBS
(c)TBS (c)キリエ/小学館
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/4mari/
公式Twitter:@4mari_tbs
公式Instagram:@4mari_tbs

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