『火口のふたり』柄本佑&瀧内公美、“塗れ場のリアリティ”の秘密明かす 荒井晴彦監督は批判に反応

『火口のふたり』柄本佑&瀧内公美、“塗れ場のリアリティ”の秘密明かす 荒井晴彦監督は批判に反応

 映画『火口のふたり』の公開記念舞台挨拶が8月24日に新宿武蔵野館で行われ、キャストの柄本佑と瀧内公美、監督の荒井晴彦が登壇した。

荒井晴彦監督

 満席となった劇場を目にした荒井監督は、「昨日、(アップリンク)吉祥寺を覗きに行ったんですけど、観客が20人ぐらいで。今日はこんなに入ってて……。今日だけじゃなきゃいいんですけども(笑)」と登場早々に皮肉を交えたコメント。さらに客席を見回しながら、「おじさん多いよね。若い女の子に観てほしいんだけど」と、10日後に結婚式を控えた直子と、直子の昔の恋人・賢治の不確実な愛を描いたR18+指定作品となる本作をアピールした。

 キャストが賢治役の柄本と直子役の瀧内の2人だけということも話題になっている本作。「実験的」だと言われていることについて、荒井監督が「単純に予算がないだけです」と話すと、会場からは笑いがこぼれる。続けて、映画監督の青山真治から「傑作」とメールをもらったことを明かし、「『本当?』と返したら、『嘘でも忖度でもありません。佑がいれば百人力かよ、とは思います』と。瀧内入れて二百人力です。2人のおかげです」と、柄本と瀧内の力量を絶賛した。MCの奥浜レイラが「本当に『役者の2人がよかった』という声もたくさん聞かれていると思うんですけど……」と口を開くと、荒井監督は「そればっかりですよ」と反応。すると、柄本がすかさず「そんなことないですよ!」とツッコミ、「青山監督が『70過ぎの高齢者にこんな若い映画を作られてはたまらない』とおっしゃってましたから」と反論すると、荒井監督が「若葉マークから急にもみじマークになっちゃって(笑)」と話し、会場は再び笑いに包まれた。

瀧内公美

 そんな柄本との撮影について、瀧内が「現場でそんなに会話をすることもなく、最終日かその前日ぐらいにやっと喋ったという感じでした。『あそこで風車が回ってるのすごいよね』っていう話を(笑)」と振り返ると、頷きながら柄本も「『あれ風の力なんだぜ』みたいな」と、撮影中の2人のやり取りを明かした。

 本作では、10日後に結婚式を控えた直子が、故郷の秋田に帰省し、昔の恋人・賢治と久しぶりの再会を果たす中で、身体を重ねていく模様が描かれていく。そんな直子の行動について、柄本は「『結婚前に一回昔の男に戻りたいという直子の気持ちに共感できる』という声を試写で結構聞いて、そこに驚愕しました。『え!? そうなの? 怖い』って(笑)」と女性の共感度が高いことを明かす。瀧内も「初日に観に行ってくれた友達がいて、『エモくて泣いた』って言ってました。その子は結婚前で、直子と同じ状況なんですよ。みんなそういう思いをしてるんだなって感じがしました。伝わってるんだなって嬉しかったです」と友人とのエピソードを披露した。

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