「週末映画館でこれ観よう!」今週の編集部オススメ映画は『ブレス あの波の向こうへ』

「週末映画館でこれ観よう!」今週の編集部オススメ映画は『ブレス あの波の向こうへ』

 リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替りでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオススメ映画・特集上映をご紹介。今週は、波どころか水にも浮けない安田が『ブレス あの波の向こうへ』をプッシュします。

『ブレス あの波の向こうへ』

 『メンタリスト』『プラダを着た悪魔』のサイモン・ベイカーが初監督を務める本作。オーストラリア西南部の小さな街を舞台に、内向的な少年パイクレットと、好奇心旺盛な友人ルーニーがサーフィンを通して成長していく姿を描く青春映画です。

 原作は、オーストラリアで最も栄誉あるマイルズ・フランクリン文学賞を受賞した、ティム・ウィントンによる自伝的小説です。舞台もオーストラリアですが、出演するキャストもオーストラリア出身です。パイクレットとルーニーにサーフィンを教え、徐々に危険な海へと乗り出していくサンドーを演じるのは、監督を務めるサイモン・ベイカー。実は、ベイカーはオーストラリア南東に位置する島タズマニア出身で、自身もサーフィン経験者という経歴の持ち主です。

 さらにベイカーは、「サーフィンを習得するよりも演技を学ぶ方が簡単!」と考え、演技経験のない実際のサーファー、サムソン・コールターとベン・スペンスを主演の少年二人に抜擢。オーストラリア内で公募オーディションが行われ、キャスティングまで1年もの時間を要したようです。

 そのため、本作の要となる波に乗るという行為は迫真に満ちています。波の上に立つ気持ちよさだけでなく、大きな波が迫ってくる潜在的恐怖心まで隠さずに映し出します。無鉄砲なルーニーと違い、パイクレットは最初こそ波に乗ることに夢中になるのですが、どんどんとエスカレートしていくサンドーとルーニーに心からついて行けなくなるのです。

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