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中川大志が吉沢亮をリスペクト? 『なつぞら』ヒロインを取り巻く男たち

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 なつ(広瀬すず)たちによる短編アニメーション、『ヘンゼルとグレーテル』の作業もいよいよ大詰め。ところが演出の坂場(中川大志)は、その発言で作画課のみんなの頭を悩ませる。

 連続テレビ小説『なつぞら』(NHK総合)第94話では、坂場の態度に不満を漏らすなつが、彼のある一面を知ることに……。その一方で、東京に駆け落ちしてきた“夕見子(福地桃子)問題”も進展する。

 絵の一つひとつや、キャラクターが存在することの必然性に疑問を抱き、大いに頭を悩ませる坂場。悩んでいるのは実際に絵を描いている者たちだけではないのだ。しかし、絵の問題点を理路整然と指摘し、描き直しを要求する彼の態度にはみなが一様にイラ立ちを募らせる。そしてみなが互いに、なぐさめ合う。そんな具合である。

 なつは、ヘンゼルとグレーテルを救う木の怪物の作画を担当しているが、坂場いわく「歩き方一つに根拠がない。樹齢が歩き方に見られない」というのである。筆者のような素人からすると、何を言っているのか全く分からない。絵やアニメを観ていて、ふと、そんなことを感じる瞬間はあるが、あくまで感覚的なレベルでの話だ。とうのなつも思わずプッチン。日々、四苦八苦していたところに、坂場のこの発言である。無理もない。そうして彼女はまた、自分の身体を使って、キャラクターの動きの研究をするのだ。

 そんななつは、背景画を担当する陽平(犬飼貴丈)のもとへ。そこで彼女は思わぬことを知ることになる。かねてより坂場が勉強熱心で、絵描きへのリスペクトを持っていたことは分かっていたが、彼は帯広で絵を描く、天陽(吉沢亮)の存在をも知っていたのだ。それも彼自身、天陽の絵を評価しているようだ。これはなつにとって、大親友を評価される喜びと、坂場が想像以上に勉強熱心だという驚きが二重になって押し寄せたに違いない。

 一方、夕見子問題はというと、さすがに不安視したなつが、十勝の母・富士子(松嶋菜々子)に告げ口をした。「告げ口」というと印象が悪いが、大切な家族である。夕見子の行動原理がいまいち理解できないなつにとっては、親の立場になって考えていたことの方が多かっただろう。

      

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