『なつぞら』北海道・十勝での最終ロケを実施 広瀬すず「すごくエネルギーをもらいました」
本作のほとんどのシーンは、東京でのスタジオの撮影のほか、東京近郊でのロケ、北海道にて撮影を行ってきた。なかでも北海道の土地に実際に立ち、演じてきたシーンについて広瀬は次のように語る。
「実際に十勝の空気を吸いながら会話をすることは、自分のなかでのリズムや気持ちのバランスが上手くとれて、それぞれのシーンの中でも最高に気持ちの良い呼吸ができているんです。全部、吐き出せるような気持ちになるのがすごい不思議だなと感じていて。丘の上で大事な話をするシーンや、家への帰り道で家族のみんなの前ではできないような話をするシーンを実際にその場所で撮った時に、この地で呼吸をしながら演じられるのがとても気持ち良かったです。こういった場所でロケをさせてもらえて、皆さんに支えてもらって本当に感謝しかありません」
最後に広瀬は「ちょうど四季ごとに北海道ロケに来ているので、また来そうな感じもあるなと思っていて。きっと今後も巡り合わせというか、ご縁があるんじゃないかなと感じるので、また帰ってこれるよう気がしてます」と言葉を残した。
ちなみに、この日撮影が行われたのは、なつと泰樹が嵐の後、山田家の畑に向かう場面。撮影日から逆算して苗を植え育てたという天陽の畑で採れた新じゃがが現場でも配られていた。
十勝ロケ最終日となった撮影シーンは、9月の最終週に放送される。現在、北海道で千遥(清原果耶)を巡る物語が描かれている本作もすでに折り返しに差し掛かった。今回、改めて北海道で広瀬が触れたなつを見守る人々の支えや応援が、エネルギーに代わり、最後まで走り抜けてくれるだろう。
(取材・文=大和田茉椰)
■放送情報
連続テレビ小説『なつぞら』
4月1日(月)〜全156回
作:大森寿美男
語り:内村光良
出演:広瀬すず、松嶋菜々子、藤木直人/岡田将生、吉沢亮/安田顕、音尾琢真/小林綾子、高畑淳子、草刈正雄ほか
制作統括:磯智明、福岡利武
演出:木村隆文、田中正、渡辺哲也ほか
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/natsuzora/