宇垣美里も後に続く? 田中みな実、加藤綾子ら女性アナウンサーがフリー転身後女優に挑戦する理由

 前クールで大きな反響を呼んだ山口紗弥加主演のドラマ『絶対正義』(東海テレビ・フジテレビ系)に石森麗香役で出演していた元TBSアナウンサー・田中みな実。

 バラエティ番組のイメージが強かった彼女がどこまで芝居ができるのか注意深く見守っていた人も多かったと思うが、予想を上回り初回から大胆なキスシーンとベッドシーンを披露。本気度が伝わる演技を見せてくれたのは記憶に新しい。

宇垣美里『風をたべる』

 先日、その田中と同じ元TBSアナウンサー・宇垣美里が、米倉涼子や上戸彩などを擁する大手芸能事務所・オスカープロモーションに所属することがニュースで伝えられた。

 彼女はアニメや漫画に造詣が深いだけでなく、本気のコスプレを披露したり、雑誌で「マイメロ論」を述べたり、さらにはグラビアを飾ったりするなど、退社前からそのユニークなキャラクターが人気を呼んでいた。そこへ来て今回のフリー転身。本人の意志はまだうかがい知れないが、女優デビューもおそらく時間の問題だろう。

 女優に転身したアナウンサーの歴史をさかのぼると、かつてNHKのアナウンサーだった野際陽子が一番の出世頭と言える。

 今さら言うまでもないが、“冬彦ブーム”を巻き起こした『ずっとあなたが好きだった』(1992年/TBS系)をはじめ、『ダブル・キッチン』(1993年/TBS系)、『スウィート・ホーム』(1994年/TBS系)、クセのあるキャラが人気だった『TRICK』シリーズ(2000年〜/テレビ朝日系)、『DOCTORS〜最強の名医〜』シリーズ(2011年〜/テレビ朝日系)など、各年代に渡って数多くのヒットドラマに出演。惜しくも2017年にこの世を去ったが、今もなお記憶に残り続ける大女優であることは間違いない。

 元フジテレビアナウンサーの八木亜希子も三谷幸喜監督の映画『みんなのいえ』(2001年)で日本アカデミー賞新人賞を受賞。ほかにも大河ドラマ『真田丸』(2016年/NHK総合)、昨年は『黄昏流星群 人生折り返し、恋をした』(フジテレビ系)に出演。さらに今クールも福山雅治主演ドラマ『集団左遷!!』(TBS系)に福山演じる主人公の銀行マン・片岡を支える妻かおり役でレギュラー出演している。

 また、アイドルからフジテレビのアナウンサーになった平井理央は『ルーズヴェルト・ゲーム』(2014年/TBS系)で、「カトパン』こと元フジテレビアナウンサー・加藤綾子も昨年放送された医療ドラマ『ブラックペアン』(TBS系)でそれぞれ本格的女優デビューを果たした。

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