西野七瀬、乃木坂46卒業で「女優」としてステップアップ 『あなたの番です』が勝負作に?

西野七瀬1stフォトブック『わたしのこと』

 しかし、2018年11月14日リリースされた乃木坂46の22作目シングル『帰り道は遠回りしたくなる』に収録されている特典映像の“個人PV”『パワハラ部長 西野』で突如そのキャラが解禁される。関西弁を駆使し、異動してきた社員を無視してため息や舌打ちをしたり、意見を言われると「ここにはここのルールがあるんや!」と紙を投げつけ「やめてまえ」と静かに凄む。また、酒の席でビールを注がない社員に、グラスをコツコツ叩きながら無言で睨みつけ「上司のグラスぐらいちゃんと見とけドアホ! ボケが!」と怒鳴りつけたりと、西野部長があらゆるパワハラをするという作品で、これが本性? と思わせるほど、関西弁でのキレ演技が迫力満点。単にギャップが面白いのではなく、初出演ドラマでも見せていた気性の激しい役柄が性に合っているのではないかと思われる。この演技をドラマで活かすことができるようになれば、清純派から悪役や嫌味なOL役まで演技の幅が広がり、面白い女優になっていくはず。既に、乃木坂卒業後に出演した『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!~この女に賭けろ~』では、斜に構えてあまりやる気のない銀行の窓口係を演じ、ツンデレっぷりがその片鱗を見せ、徐々に存在感を見せていた。

 さて、4月から始まる『あなたの番です』は、都内のマンションに引っ越してきた年の差新婚夫婦が、住民たちの“交換殺人ゲーム”に巻き込まれていくミステリードラマ。西野にとって乃木坂での全活動が終了してから初となるドラマ。2クール連続で放送されるこの作品で、今後女優として世間に認められるか否か、勝負のドラマと言っても過言ではない。乃木坂での経験値は豊富にあり、女優としての秘めたるポテンシャルは高いので、作り手側がどこまで西野の才能を引き出せるかに期待したい。

 西野は無色透明な雰囲気を持っているアイドルだったがそれとは真逆に、凄む演技が実はうまいことも証明されている。だからこそ『あなたの番です』は、西野のことを知り尽くしている秋元康企画原案なだけに、まだ女優として無色な西野にどんな役柄を与えるのか、そこに注目したいところだ。

(文=本 手)

■放送情報
日曜ドラマ『あなたの番です』
日本テレビ系にて4月スタート 毎週日曜22:30〜放送
出演:原田知世、田中圭
企画・原案:秋元康
脚本:福原充則
演出:佐久間紀佳ほか
チーフプロデューサー:池田健司
プロデューサー:鈴間広枝、松山雅則
制作協力 :トータルメディアコミュニケーション
製作著作 :日本テレビ

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