韓国版『リトル・フォレスト』予告編公開 原作者・五十嵐大介「楽しみにしています」
韓国映画『リトル・フォレスト 春夏秋冬』の公開日が5月17日に決定し、予告編とメインビジュアルが公開された。
本作は、2014年に橋本愛主演で映画化もされた、大自然に囲まれた小さな集落で暮らす1人の女性の姿を描いた、五十嵐大介の人気コミック『リトル・フォレスト』を韓国で映画化したもの。恋愛、就職と何一つ思い通りにいかない主人公ヘウォンが、何もかもを後にして故郷に帰り、幼なじみのジェハ、ウンスクと共に、春夏秋冬・特別な四季を送り、新たな自分の生き方を探していく。
主演は、パク・チャヌク監督『お嬢さん』のオーディションで1500分の1の競争率を勝ち抜いたキム・テリ。本作では、都会の生活に疲れ、故郷に戻るヒロイン・ヘウォンを演じた。共演には『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』のリュ・ジュンヨル、監督を『グローリーデイ』などのイム・スルレが務める。
このたび公開された予告編では、「帰ってきた 故郷へ」と心の声を語る主人公ヘウォンが、手際よく新緑の野菜とチーズにエディブルフラワー(食用花)を添えた爽やかなパスタを作って思いっきり頬張る。幼なじみのトマトハウスでこっそりトマトを頬張ったり、小川ではしゃいだり、親戚の田植えをお手伝いしたり、近所のおじさんから生きている鶏を差し入れされたりと、都会の忙しい暮らしから抜け出し、悩みながらも田舎ならではの日々を丁寧に暮らしながら、生き生きと過ごしている姿が映し出されている。
あわせて公開されたメインビジュアルでは、笑顔のヘウォンと幼なじみの2人が仲良く並び、桜が舞い降りる道を自転車で走る“春”、爽快な風と緑いっぱいの“夏”、紅葉している道を犬と一緒に散歩する“秋”、雪に囲まれた“冬”と、ヘウォンが過ごした故郷の四季と季節の食べ物が華やかに囲む様子が描かれている。
本作の原作者、五十嵐は「執筆中の当時、漫画のモデルとなった衣川村の友人たちが、エゴマの栽培と料理の研修のためにソウルと堤川市を訪れていたのです。帰ってきた友人たちから、研修中に食べた料理がいかに美味しかったかを延々と聞かされました。うらやましかった!」と原作漫画との縁についてコメント。「漫画では地域に根ざした食べ物がテーマになっており、映画では韓国の食について描かれる事になります。とてもとても興味深く、楽しみにしています」と韓国で映画化された本作にエールを送った。
■公開情報
『リトル・フォレスト 春夏秋冬』
5月17日(金)シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー
監督:イム・スルレ
出演:キム・テリ、リュ・ジュンヨル、 チン・ギジュ
原作:五十嵐大介『リトル・フォレスト』(講談社『アフタヌーン』所載)
配給:クロックワークス
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公式サイト:klockworx-asia.com/little-forest/