浜辺美波、桜井日奈子、中条あやみ……女子高生ヒロイン役、土屋太鳳からバトンを受け継ぐのは誰?

女子高生ヒロイン役、“ポスト土屋太鳳”は誰?

2019年話題作のヒロイン抜擢

(左から)井桁弘恵、佐藤大樹、福原遥、鈴木 仁

 来春公開の『4月の君、スピカ。』で、ヒロインを務めるのは福原遥(20歳)。子役時代から『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』(NHK Eテレ)の“まいんちゃん”として人気を博してきた彼女だが、現在は声優としても活躍する注目女優のひとりとなった。大きな瞳にサラサラヘア、まさに少女漫画から飛び出してきたのような美少女といえる福原。かわいい声に、ビジュアルに、実写ヒロインとしての素質は十分である。

 さらに『ちはやふる』シリーズで、品のある愛らしさを見せた上白石萌音(20歳)は、来年公開の『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』で、初の少女漫画原作ヒロインに挑む。同作は、横浜流星&杉野遥亮演じるイケメンとの三角関係を描く王道のラブコメディ。清純なイメージのある上白石が、タイプの異なる2人のイケメンに挟まれ、どのような表情を見せてくれるのか期待が高まる。

高身長ヒロインの誕生

(c)2018 映画「3D彼女 リアルガール」製作委員会 (c)那波マオ/講談社

 一方で、漫画実写の新たなヒロイン像となったのが中条あやみ(21歳)と小松菜奈(22歳)。これまで胸キュンもののヒロインは小柄な女優が演じることが多かったが、中条は169cm、小松は168cmと共に高身長。もちろん、川口春奈ら長身の女優たちも胸キュン作品を彩ってきたが、先の2人によって高身長ヒロインのポジションが確立された印象だ。

 中条は今年『3D彼女 リアルガール』『ニセコイ』に主演。かたや小松は『坂道のアポロン』『恋は雨上がりのように』に出演し、圧倒的なスタイルで漫画ヒロインを見事に体現して見せた。ほかにも『あのコの、トリコ。』の新木優子(25歳)、『となりの怪物くん』の池田エライザ(22歳)、『わたしに××しなさい!』『ういらぶ。』の玉城ティナ(21歳)など、モデルとしても活動する女優たちの躍進が目立ち、少なくとも実写作品では“背の高い男子×小柄な女子”という少女漫画の定説が崩れつつあるといえそう。“ヒロインが背伸びをして彼にキスをする”という鉄板シーンにはじまり、壁ドンや顎クイ、袖クルなど、これまでは身長差を生かしたシチュエーションがお決まりとなっていたが、今後はそれとは異なる、新たな胸キュンシーンの定番が誕生するかもしれない。

(C)2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 (C)2014 眉月じゅん/小学館

 最近では深夜ドラマや動画配信サービスでも漫画実写作品が多く、『PRINCE OF LEGEND』(日本テレビ系)でヒロインを演じ、来年には『I”s』(BSスカパー!)にも出演する白石聖(20歳)。『パフェちっく!』(フジテレビ系)に主演し、『高嶺の花』(日本テレビ系)でのコスプレ姿も話題となった高橋ひかる(17歳)ら、新勢力も続々とスタンバイ。女性たちのハートを射貫く俳優陣はもちろん、多様な女心を映し出すヒロインにも注目しながら、2019年も漫画実写作品を大いに楽しみたい。

※『L・DK』の「・」はハートマークが正式表記

■nakamura omame
ライター。制作会社、WEBサイト編集部、専業主婦を経てフリーライターに。5歳・7歳の息子を持つ2児の母。ママ向け&エンタメサイトを中心に執筆中。Twitter

■公開情報
『春待つ僕ら』
全国ロードショー
出演:土屋太鳳、北村匠海、小関裕太、磯村勇斗、杉野遥亮、稲葉友、泉里香、佐生雪、緒川たまき
監督:平川雄一朗
脚本:おかざきさとこ
音楽:高見優
原作:あなしん
制作プロダクション:オフィスクレッシェンド
配給:ワーナー・ブラザース映画
(c)あなしん/講談社 (c)2018 映画『春待つ僕ら』製作委員会
公式サイト:harumatsumovie.jp

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